藤原みち子の活動日記

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2018年 02月 14日 ( 1 )

2018年2月14日(水)

 今日は池田市議会議員研修会。議会会議室で、市立池田病院の今井康陽院長を講師に迎え、「市立池田病院の現状と今後の展望」と題してお話を聞きました。

 今井先生は昭和47年に灘高校から阪大医学部に入学、昭和53年に卒業し阪大医学部付属病院内科研修医として勤務。昭和54年6月から市立池田病院内科勤務を経て翌年阪大医学部第2内科へ。昭和62年11月医学博士、第2内科助手。昭和63年から平成2年5月までロンドン大学へ。平成5年4月に市立池田病院内科部長として赴任されて以来内科主任部長、副院長を歴任して平成25年4月から病院長に就任。現在に至ります。専門は消化器病学で特に肝細胞癌、C型肝炎、B型肝炎の診断治療…と言った経歴の持ち主。

 昭和26年に池田病院開設、当時は9診療科81床でスタート。昭和39年に救急病院に、昭和51年・診療棟増築、管理棟増改築で9診療264床に、平成9年に新病院が出来て13診療264床に診療科を拡充。平成12年には厚生省の臨床研修病院指定。平成2年に府のがん診療拠点病院指定となり地域医療支援病院の承認を受けています。平成23年に電子カルテ、クレジット決済開始。平成24年、病院機能評価(Ver.6.0)更新認定。平成25年、府がん診療拠点病院指定更新。平成29年、病院機能評価(3rdG:Ver.1.1)認定更新…と池田病院は急性期・高度急性期医療を担う地域総合病院として機能を強化してきたと病院の沿革について述べられました。

 現在は26診療科になっており、無いのは脳神経外科で外来のみとなっているため常勤医を要望してさらなる充実した病院になることをめざしているそうです。救急総合診療部・総合内科が出来専門委5名と研修医4名救急の受け入れは4000件、対象問わず診断・治療し入院の受け入れを行っているそうです。かなり設備も充実してきておりそれに応じて新入院患者が増えており、在院日数も短くなっている(追い出しでなく治療効果UPにより)とのこと。

 今後、団塊の世代が75歳以上になる2025年問題が問われていますが、地域包括ケアシステムで医療・介護・予防・住まい・生活支援などが包括的に行えるよう、中学校区に30分以内で医療サービスが提供できる体制が求められます。

 高齢化社会における池田病院としては次のような取り組みが必要だと述べられました。①かかりつけ医から入院そして在宅まで、救急医療と円滑な院内連携、ベッドコントロールセンター、入退院サポートセンターなど急性期病院としての実力をつける必要がある。②質の高い急性期医療…認知症ケア、緩和ケア、口腔ケア、栄養サポート、意思決定支援、急性期リハビリテーションなど。③かかりつけ医との関係強化と逆紹介など。

 病院の現状は、開腹手術から腹腔鏡手術に、肺がんは胸腔鏡手術で、超音波気管支鏡、CARTOシステム導入、ERAS術後回復強化などなどいろんな治療法、医療機器導入で、今では術後1日目から歩き2日目からリハビリをするに至るなど患者負担の軽減につながり、在院日数が3日位は短縮しているそうです。今は病床も満室で、救急用に15床は確保しなければならないところ10床しか受け入れられない状況もあるほどいっぱいだそうです。

 10年前には救われなかった患者が今は助かる、がんが無くなる、患者の予後も良くなっているとのことでした。近隣では、阪大病院と池田病院しかできない治療というのも増えてきているとか。できれば手術支援ロボットが導入できれば(箕面や豊中にはあるらしい)ダビンチ手術ができ病院のレベルを上げることが出来ると言われましたが、3億円かかるというのがネック。

 メディカルタウン構想として、地域医療をトータルに支援できる病院でありたい。病病連携、病診連携、救急隊との連携、薬剤師会との連携、年4回多職種連携として、在宅医療の連携や点検を行っている。地域支援事業の充実(在宅医療・介護連携、認知症施策など)でエンドオブライフケア研修、アドバンスケアプランニング(ACP)で将来の意思決定を行うような取り組みも始められています(う~ん横文字が並ぶ~)。

 10年前の池田病院と比べずいぶん医療機器の導入や医療技術が上がっているようですが、医師の負担はとても重そうです。医師や看護師の養成・確保が大事ですね。

 今回の診療報酬改定が池田病院に与える影響はどうかとの問いに対し、2年前のプラス改訂0.49%のとき再診料が上がり自治体病院が赤字に転落した。904億円の消費税はほとんど在宅にまわり、自治体病院にはわずかしかプラスとはならなかった。必ずしも平等に還元されていない。今回の影響はおそらく厳しいものとなる。診療は非課税なのになぜ払わなければならないのか、消費税が2%上がるとやっていけなくなると述べられました。池田は豊中や八尾などと比べ繰入金が非常に少ない…とも。

 市民の命を守る砦としての市民病院として、充実した診療体制が求められます。

 
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by michiko_fujiwara | 2018-02-14 23:50 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara@wombat.zaq.ne.jp


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