今の教育制度で今後のノーベル賞は大丈夫?
ノーベル物理学賞に選ばれた、高エネルギー加速器研究機構の小林誠名誉教授と京都産業大学の益川敏英教授が、文部科学相と科学技術政策担当相を表敬訪問した際、「受賞した業績は30年前のもので、この先も安泰かというと、必ずしもそうではない」と切り出し、今の日本の教育制度や科学政策について意見を述べられたそうです。
「選択式の試験問題で、教師は『知らない問題はパスしろ』と指導し、考えない人を育てている」「今の教科書には最低限のことしか書いてない。全体のストーリーが見えない」と問題点をズバリ指摘され、塩谷文科相はたじたじだったと報道されていました。
1年間で4人ものノーベル賞受賞に沸いていますが、今回の物理学賞の南部陽一郎氏はアメリカに留学し、現在はシカゴ大名誉教授で米国籍。化学賞の下村脩氏はボストン大学医学校名誉教授と2人ともアメリカに渡って研究をされています。先の2人の発言はテストための勉強という、日本の教育の今後に警鐘を鳴らす意見だと思います
夜スペなど、奇をてらった教育格差を生むようなやり方ではなく、諸外国のように、少人数でどの子にも考える力をつけるように、ゆきとどいた教育条件をつくることこそ大切なのではないでしょうか。
教育だけではなく、すべての面で格差を拡げる政治の中身を変えましょうと宣伝に出ました。校区の運動会でもあり、人の行き来は少なかったですが、「がんばれよ」と声をかけて自転車で通り過ぎる人、うなずいてパンフを受け取る人などに励まされました。
国会の情勢は大変流動的ですが、社会保障の拡充も、雇用の確保も、食の安全も、国民の命・暮らしを最優先に出来るかどうかが選挙の争点であり、信頼できる政党は日本共産党をおいて他にないことを訴えました。