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藤原みち子の活動日記

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旅先で夫が行方不明

 2008年10月8日(水)曇り

 後援会ニュースを見ていただいたようで、生活相談をしたいと尋ねてこられました。

 3月下旬に兄弟2家族で旅行に行かれたそうです。ご主人は家族に分かる程度の認知症があったようですが、1泊された翌明け方、ホテルを出たまま行方が分からなくなったそうです。5~6人の目撃者はあったそうですが、その後ぷっつり足取りが途絶え、警察に届けて警察犬やヘリコプターなどあらゆる手立てをとったそうですが、手掛かりがないまま捜査は縮小されました。

 その後は家族でチラシを作って配り、京都府、兵庫県、大阪府には折り込みチラシ、施設にも預けて消息を探してきましたが、行方不明のまま半年が過ぎたとのこと。

 浴衣1枚で、寒空の中へ玄関を開けて出してしまったホテルに対し、不注意だったのではないか、社長さんのお詫びの一言もなかったと、ご家族は不満の気持ちを漏らしておられました。

 海に落ちたのではないか、もう生きていないのではないか、どこかで区切りをつけてお葬式を出さなければならないだろうかと考えるようになったと言われていました。
 しかし、行方不明だと7年を経過した後、裁判所で認定をしてもらって始めて死亡扱いになるため、その間何も出来ません。

 ややこしいことに、現在ご主人の年金が振り込まれ、介護保険も後期高齢者医療の保険料も天引されています。行方不明中は年金が入りますが、7年たって死亡扱いとなると遡って年金を返還しなければなりません。また、さかのぼって遺族年金の手続きをしても全額はもらえませんから、差額を7年分返還することになります。万一途中で奥さんが亡くなれば、その後は全額返還することになります。
 
 ところがその間引かれた介護保険料や後期高齢者医療保険料は2年で時効となり2年分しか戻らないという不合理なことも分かりました。年金天引きとはこんなひどいことにもなるわけです。いくら利便性を謳ってもそれは徴収する側の勝手というものです。やっぱり天引き(特別徴収)は止めるべきです。
 
 ホテルとの関係は弁護士を紹介することにしました。ストレスも影響してか、持病が悪化した奥さんの入院治療費は一部負担金免除の手続きをし、奥さんの国保料は擬制世帯主の変更で7割軽減を受けられるよう手続きをしました。さらに、ご主人の年金は今後返還の可能性もあるのであまり使わないようお伝えしました。
by michiko_fujiwara | 2008-10-09 00:17

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara