府庁が移転?
「大阪府の橋下徹知事が、大阪市の第三セクターが所有する「大阪ワールドトレードセンタービルディング」(WTC)を買収し、府庁を全面的に移転させることを庁舎整備の選択肢として検討している」とのニュースが出ていました。
先日の伊丹空港廃止発言に続き、まあ次から次に言いたいことをいっていますね。
WTCは、大阪市住之江区の南港にある地上55階建て(256メートル)のオフィスビル。95年に総事業費1193億円で完成したそうです。
WTCへの移転は橋下知事が発案したとのこと。大阪市中央区の本館や民間ビルなどに分かれている部局と議会を一括して移転させるというものです。
大阪府は9月府議会に庁舎整備の全体構想の素案を示すことになっており、その一案としてWTCへの移転も盛り込む方針、ということのようです。そのほかに
(1)本庁舎の耐震補強
(2)新庁舎建設 の2案も検討中とのこと。
WTCは、大阪市住之江区の南港にある地上55階建て(256メートル)のオフィスビルで95年に総事業費1193億円で完成したけれど テナントが集まらず、04年2月に特定調停を成立させ再建を進めていたそうです。これに橋下知事は目をつけたようです。
土地と建物の資産評価は約160億円といわれています。
府庁本館は地上6階、地下1階建てで、1926年に完成。老朽化が進み、府は昨年5月、総額152億円の耐震補強工事計画を発表していたところです。
それにしても、ずーっと大阪城のそばにあることが当たり前のように今日まで来ましたので、府庁が別の場所にあるということがちょっと考えられませんね。しかも南港という場所がなんとなく遠く不便に感じます。今後どんな展開になっていくのでしょう。