業者婦人の自治体キャラバン
民商婦人部北摂ブロックの自治体キャラバン交渉に参加しました。
池田をはじめ、豊中、吹田、摂津、茨木、高槻の業者婦人たちが揃って各自治体と懇談・交渉をし始めて何年になるでしょう。毎年頑張っておられます。懐かしい顔ぶれにも逢いました。
それぞれの自治体で対応が違いますが、池田市は要望に対しそれぞれの担当課の課長さんたちが出席をして回答をするという点で真摯に応対されているように思います。
業者婦人の実態はここ数年一段と厳しくなっており、改めて実態調査の上、適切な施策を求める要望が出されました。
所得税法56条では、ともに事業を切り盛りする業者婦人の所得を認めず、白色申告の場合は年間86万円の専従者控除しか認められていません。自分の店で働くと103万円以下であっても扶養控除はとれません。
交通事故に遭えば家庭の主婦でも日額4500円の保障が出るのに業者婦人は2500円と低い地位に置かれている。といった実情が出され、是非国に要望をして欲しいと訴えられました。
担当課長からは、「主旨はよく理解しているつもりであり、市長会を通じて要望を出しているところ」との回答がありました。
妊婦健診は来年度から公費負担回数引き上げを考えていること、一子目の子どもの医療費は、子育て支援の一環として担当課としては就学前まで引き上げたい、といった前向きの回答がありました。
市民病院での出産については、医師の出身大学が変わったことで使用する機器類も変わり、安全に使えるようになるまでは受け入れ患者の抑制をしているとのこと。
17年度に比べると、18年度19年度ともに随分患者数が減少している様です。
慣れるまでというのはどの位経てば元の人数が受け入れられるのでしょう。
その他、国保に出産手当・傷病手当を付けて欲しい、資格証発行の件、後期高齢者医療制度に減免制度を、介護保険料の軽減策、健診制度など要望・意見が出され、2時間では時間が足りない位でした。
皆さんお疲れ様でした。