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藤原みち子の活動日記

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療養病床大幅削減計画

 2008年7月22日(火)晴れ

 06年の医療改悪で、後期高齢者医療制度だけではなく、全国で38万床ある療養病床を15万床に減らすことも決められました。介護型13万床は全廃です。医療型は25万床のうち10万床を減らして15万床にするという計画です。しかし医療型はどうしても25万床なければ治療に差しさわりがあるということも削減を進める政府筋から出ている声でもあります。

 これを受けて、都道府県は「医療費適正化計画」を作成しています。2012年度末で約11万5000床減らす内容になっています。大阪では7,373床削減予定です。6月議会で私が質問するために調べた数字は107病院・7435床でしたが62床減ったとはいえ大量にベッドが無くなる事になります。
 豊能高齢者福祉圏は2病院・257床で、豊中の坂本病院とその別館が対象となり、医療型病院に転換されるとの答弁でした。

 私の母は一昨年転倒して腰椎圧迫骨折で巽病院に入院しました。入院して2~3日もすると、「ここは急性期の病院のためいつまでも入院できないため後の事を相談したい」といわれ、巽今宮病院でリハビリをすることになりましたが、急速に食欲がなくなり流動食を管で流し込む「胃ろう」状態になりました。リハビリは3ヶ月と定められ、こんな状態で家にも連れて帰れず本当に不安を覚えました。

 今でもこんな長期療養が必要な高齢者が沢山います。受け入れ施設も少なく、民間の高齢者住宅にやむを得ず入居した方もあります。その方は一気に症状が悪化しています。医療が必要であったのに病院から退院を余儀なくされたためです。

 政府は国の負担する医療給付費を削減する目的で医療改悪を強行しました。
 後期高齢者医療制度、療養病床の大幅削減、混合診療等々です。国民の命はどんなことがあっても守ることが、国家の役割です。それを放棄するような医療改悪、社会保障費の削減など許せませんね。
by michiko_fujiwara | 2008-07-23 01:08

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara