本会議での質問です。その1
随分暖かい一日でした。三寒四温で確実に春が近づいているようです。花粉もシーズン真っ只中、今日は多く飛んでいたようで、空は晴れているのに五月山はもやっていました。久しぶりにアレルギーが出てきたようです。
昨日質問をした「池田市みんなでつくるまちの寄付条例の制定」について、質問内容をご紹介します。
この条例案は、本市のまちづくりに賛同する個人、法人等から寄付金を募り、それを財源として活力に満ちた地域社会の実現を図るとあります。
いわゆる、本年4月実施予定の「ふるさと納税」制度の受け皿づくりを視野に入れての条例提案でありますが、数点質問いたします。
1点目は、その「ふるさと納税」についてであります。
これは、個人の所得税の一定割合を出身地の自治体に納税するというものですが、それに対し所得税から寄付金控除をするのでなく住民税から税額控除するということから、自治体へのマイナス影響も出てくるわけです。
国が、いい格好して決めるんだったら「ふるさと」の自治体に納税しようが、所得税から税額控除をして国が責任をとれば、住民税の取り合いも起こらないのにと思うんですが、(それはさておいて)
池田市の場合、転出・転入状況から見て、寄付を受ける場合と、逆に税額控除しなければならない場合があると思いますが、どちらが多いと想定しておられるでしょうか。もちろん希望的観測としては寄付を受けるほうを想定しておられるでしょうが、東京に次いで大阪も地方から出てきておられる方も多いのではないかと思うのですが、そのあたりの見解をお尋ねいたします。
2点目は、
条例案は「ふるさと納税」のみを規定しているわけではないので、通常の寄付金も含まれると思われますが、池田市民が寄付をする場合も、池田にゆかりの無い方からの寄付も、この「推進基金」の対象になるのでしょうか、お尋ね致します。
3点目は
第2条で、実施事業が明記されていますが、
現在でも「他の条例に基づく基金」つまり、教育にとか、落語ミュージアムになどと指定寄付がある場合、一旦それぞれの基金に受け入れ寄付者の意向に応じた支出がなされております。
今回提案されている条例案との違い、つまりこの条例案でなければならないものがあるのかどうか、さらに現在の基金との整合性について、お尋ねいたします。
4点目は、ふるさと納税の流れについてお尋ねいたします。
個人の確定申告書にふるさと欄を設け、個人による書き込み式ということですが、それが、いつごろ当該市町村に届き、当該市町村である池田市の場合は、それを受けて寄付者の意向をどのようにして聞くのか、報告はどのようにするのか、また、寄付者はその後、税額控除の申請を住んでいる自治体に対し、改めてまた申告することになるのか
(確定申告は1回のみ)一連の手続きの流れについてお尋ねいたします
といった内容で質問しました。(ふるさと納税そのものは国会で審議中です)
市長は、「市職員の40%は池田市外なので強制はしないが、是非ふるさと納税で協力をお願いしたい」と答弁しておられましたが、断りにくい職員の方も出るのでは?と少し心配です。
この条例案は3月24日(月)の総務委員会で詳しく審議される事になります。
山元議員にバトンを渡します。