記事に思う
毎日新聞の夕刊に、橋本大二郎・前高知県知事が大阪の知事選について意見を述べておられる記事が掲載されていました。
「知事は権限が大きくて、大統領と同じような存在とも言われますが、実際は逆です。非情に制約が多かった。特に、国と地方の関係の中での制約は大きい。これぞと思う政策も、なかなか推し進めることができませんでした。~~~苦しい状況の中で、知事の重要な役割は、教育、福祉、防災などの住民の安全にかかわる制度設計でしょう。~~~候補者選びでは公約の実現可能性を見ることも重要です。厳しく見てほしいし、候補者自身も語るべきだ。でないと、単なる人気投票になってしまいます。~~~大(だい)大阪府であっても霞ヶ関にお伺いを立てなくては動けないなら、大阪再生は難しい。そのおかしさを国にぶつける人を選ぶのも一つでしょう。」・・・・・と。
経験に裏付けられた言葉でしょう。住民の暮らし・福祉を守るという地方自治体の長としてのあり方を端的に語っておられます。
議会与党が応援してくれなければ何もできないと、自民・公明に擦り寄るタレント弁護士の「大阪を変える」は、決して庶民に良くなる方向であるとは思えません。消費者金融「アイフル」の元顧問弁護士であったり、財界のみなさんとは話し合いの機会を持つと言っている訳ですから…。本当に庶民の味方かしら??
民主党の推薦候補も、太田知事が出ていれば出馬しなかった、と福祉施策を後退させてきた太田府政を認めている上に、関西財界からマニュフェストが良いと褒められているのですから、大阪再生どころではありません。
国に政治のあり方がおかしいとぶつけられるのは、1人しかいないのではないでしょうか。
あなたは庶民派?それとも財界派?