決算委員会でした
昨日から決算委員会が始まりました。土木委員会に続いて今日は厚生委員会。
平成18年度の国民健康保険特別会計、老人医療特別会計、介護保険特別会計、そして一般会計のうち厚生委員会に関係する部分の決算について審議しました。
国保会計は赤字で、予定した保険料収入が上がらず、給付費等、歳出の増大が原因とのこと。全体の82、5%まで所得200万円以下という低所得者が多いにもかかわらず高い保険料が、滞納額を増やす結果となっています。
再任用された元職員が訪問をし、回収に昼となく夜となく回っているそうで、徴収効果が上がってきているとのこと。行き過ぎにならないことを望みます
払いたくても払えないという高い保険料が問題で、その大本は国が補助金を減らしてきたことにあります。6年連続黒字といわれる一般会計からの繰り入れをもっと増やしてはどうかと質しましたが、まだそこまでの余裕はないとのこと。
収納率の高い他市は、保険料も池田より安くなっています。そのあたりを参考にする必要がありそうです(特に繰り入れ状況も)。
また、国保も後期高齢者のように、広域化の方向に向かっています。これは要注意です。
「シッコ」という映画を引き合いに出し、アメリカは保険制度がないから大変だが、日本は皆保険制度だから安心だと言った議員がいました(朋友会と公明党)。そのアメリカ型を目指し医療改悪してきているのが自民・公明政治なのによく言うよなー…と思いました。
介護保険は1億3千万円もの黒字で、税制改悪や介護保険法の改悪による増収が原因だそうです。市民への還元をと質問しましたら、次期保険料改訂時に反映させたいとの答弁でした。
懸案の年金着服問題については、市民の皆さんからの声を届けながら質問しました。
市長は、組合の対応にもふれ、「処分は甘いと言われればその批判は自分が甘んじて受ける。市長への市民の審判は選挙であり、これまで2度の選挙があったわけであり、今が問題というなら次の市長選挙で示されればよい」と答えました。
また、審議の中で、市民に喜ばれている市営葬祭場の民営化につながる発言や、ゴミ指定袋制の検討・見直しも、(その方向が問題ですが)示唆する発言がありました。要注意です。
明日は文教・病院委員会、22日は総務委員会です・