市長のミスリード?…議会で決定する前に基本協定締結!…公共施設の管理に関する基本協定
8月26日付で報道各社にはすでに送付済みの報告です。どうやら9月2日(月)10時から協定締結式と記者会見をするらしく、その案内の文書でした。
その内容は、構造計画研究所と相互の連携により、ICTを活用した公共施設の管理を行うと言うもの。
具体的には、スマホやパソコンで施設の空き状況を検索し、施設の予約手続きを行うというものです。さらに施設の入り口や各部屋にはスマートロック「RemoteLOCK」が取り付けられ、利用者は予約時に発行される暗証番号を使って入室することが可能となるというもの。
対象施設は北豊島分団詰所(元共同利用施設天神会館跡地に建
スマホやパソコンを持たない人には電話などによる申し込み手段も残す...とあります。今後新たに整備予定の施設や既存施設についても、導入可能性のあるものについては活用を検討するとのこと。
さらに今審議中の9月議会で、システム構築委託料560万円、修繕料140万円合わせて700万円の補正予算が出ており、13日の総務委員会で審議されました。
しかし、こうした新事業計画が議会に何の報告もなく報道各社に送付されるなど議会軽視であり、締結先の構造計画研究所の選定も一方的で、入札もなく決定をし、この先の他の公共施設管理まで約束をしているという点で、総務委員会はこの予算を認めることは出来ないと否決しました。25日の本会議で、この部分を除く修正案が出されることになりました。
従って、9月2日に開かれた構造計画研究所との協定報道はご破算になるということになります。大体予算を通してから締結をするのが本来の在り方なのに、予算も通っていない間に新規事業の基本協定を締結することはルール違反でしょう。