人気ブログランキング | 話題のタグを見る

藤原みち子の活動日記

michikof.exblog.jp
ブログトップ

大阪国際空港の旅客数は12年ぶりに1600万人超、G20の夜間着陸は何故?…空港交通調査特別委員会

2019年7月15日(月)

 先日の空港・交通調査特別委員会は、バス問題に議論が集中しましたが、例年通り大阪国際空港周辺都市対策協議会(10市協)の総会に向け、提案される運動方針についての審議も行われました。

 昨年4月から大阪国際空港(伊丹)、関西国際空港、神戸空港の3空港を関西エアポートが一体運営することになり、空港のリニューアルも行われてきましたが、3空港の合計旅客数は過去最高の4889万人を記録したそうです。大阪国際空港も発着回数が上限の370回で運用される中で、利便性の高さから旅客数は7年連続で増加し、12年ぶりに1600万人を超えたとのこと。
 一時期は2300万人(平成2年~5年)を超えるほどでしたが、住宅地の騒音対策が問題となり関西国際空港が開港、国際線が移転し機能分担が行われるようになった時は1300万人にまで減少していました。

 それでもYS代替ジェット機50枠の設定や大阪~羽田間のシャトル便運航などの増便で増加傾向が続き平成16年には1900万人を超えるところまで回復しましたが、関空の経営基盤確立のため、関空シフトにより大型機の就航禁止、長距離路線の大幅減便などで減少傾向にありました。
 その後プロペラ機枠から低騒音機枠への段階的な転換が行われ、総枠をすべて活用することで発着回数が増加し平成30年度の旅客数は1629万人になったとのこと。

 一方で、近年は全国的な悪天候や高級需要の拡大に伴う離着陸の混雑化により、夜9時を過ぎる遅延便が増加しているようです。
 また、昨年の台風21号の浸水被害で関空が閉鎖される事態が起こりました。国際線をはじめとした関空への機能集中のリスクが明らかになったため、3空港の災害対応力の強化も喫緊の課題として、8年ぶりに関西3空港懇談会が開催され、相互支援体制の構築、神戸空港の国際化の検討、大阪国際空港の国際便の就航可能性を議論することなどが合意されたとのこと。

 こうした方針案に対し一定の質問が出されていましたが、G20への参加のためにアメリカの軍用機が夜9時までの時間枠を超え11時過ぎに到着したため、周辺の住民は爆音で夜中びっくりして飛び起きたという問題や、4月1日にもオスプレイが緊急着陸するなど、軍用機は着陸できない空港のはずなのにどうなっているのか、10市協はこれに対しどのような対応をされたのかと私も質問通告をしておきました。

 オスプレイに関しては、コックピットの計測器が倒れ緊急着陸したとのこと。国交省からは何の情報も得られず防衛相に聞いてくれとのこと。数年前にも米軍機が緊急着陸したことがありましたが、すぐに飛び立ち期待をチェックするほどの時間はなかったのではないか、緊急と称して有事を想定した着陸の練習をしているのではないかと思われるような事態でした。10市協としては、速やかな情報を求め抗議文を送ったとか。

 G20だってなぜ関空ではなく伊丹に夜中に着陸したのか、6月25日、27日、28日の3日間外国の要人ということで特別に認めたようですが、10市協としてはそれでも運用時間内の離着陸を求めたとのことですが…。G20がもたらしたものは何だったのか、流通も滞り学校も市内は休校、池田でも給食無し、など住民にとっては不便な一日となったのでは…。

by michiko_fujiwara | 2019-07-15 23:48 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara