藤原みち子の活動日記

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自然災害、自分の命は自分で守るを基本に、地域も行政も一体となって対策を!

2018年8月23日(木)

c0133422_139303.jpg 台風20号が瀬戸内海に抜けのまま北上しそうです。池田市では、午後1時43分に暴風警報が、午後3時50分に大雨警報(浸水害)が発表され風は強くなっていましたが雨はそれほどでもなく午後6時過ぎに自宅に帰りつきましたがようやく夜中になって風雨が強まり台風到来という状況です。この先の進路が気になるところです。

 先日、大阪府市議会議長会総会がKKRホテル大阪で行われ、もろもろの総会議案の後、災害対策についての研修会がありました。
 「想定を超える災害にどう向かい合えばいいのか~危機に主体的に備えるために~」と題して東大大学院情報学環・特任教授の片田敏孝氏の講演です。

 キーワードは、災害の激甚化…6月には大阪北部地震が震度6弱でしたが、東日本大震災以降火山の噴火が多いこと、海水温度が異常に高い(これは膨大な雨が降ることを意味する)、台風の巨大化が心配です。7月の豪雨災害では死者が220名行方不明10名という被害が出ました。堤防が必要だけれどそれだけでは守り切れるものではない。特別警報、数十年に一度、などこれまでに経験したことの無いような重大な危険が差し迫った異常な事態にある…と語られます。

 行政からの情報提供・ハザードマップは住民はあまり見ていないし活用されていないとのこと。日本の防災は行政主導だけれど、広島の土砂災害を見ても「我がこと感」を持っていなかった。災害過保護はひ弱な住民をつくる。自然災害に関しては、自助・共助・公助が一体となって地域社会として自然災害に立ち向かう社会の構築が必要だと述べられました。

 これからの地域防災を考えるにあたり、アメリカ型防災における住民避難とキューバ型防災における住民避難、そして日本における住民避難について紹介されました。

 アメリカでは、砂漠のようなところにとてつもない雨が降ると海のようになるそうです。高波による浸水の恐れがあり380万人に避難命令が出ると実際には650万人が避難したとか。必要のない内陸部の人まで移動するんだとか。避難命令が出ると道路は大渋滞となり時間がかかるため、早めに逃げる…自分の命は自分で守る文化があるそうです。

 キューバは防災先進国と言われているようですが、そこにはキューバ共和国の国民と政府の関係性がある…と。2005年のハリケーンカトリーナは、アメリカで1836名の死者を出したがキューバではゼロだった。
 キューバは医療費無料、教育費無料、食糧の配給、年金支給、乳幼児死亡はアメリカの10分の1、医大がいっぱいあり高度医療が施されている、憲法で国民に健康と最高の幸せを保障すると謳い、有機農法を使うなど、政府が健康を守ってくれるといった信頼感のもとで何の不安もない暮らしが背景にあります。災害で住家が壊れてしまったら国が資材を届けてくれるそうです。
 だからこそ、政府の姿を国民が信頼し、「政府も頑張っているから我々も頑張る」となる。民の徹底的な信頼関係+地域の一大事に官民挙げて共に向き合う連帯連携関係によって、みんな豊かに、みんな幸せに…が共通目標になっているとのことでした。

 日本だって同様の素晴らしい憲法を持っているのに、その通りにしているかどうか、ですね。

 そして日本における住民避難は…。昨年7月の九州北部の豪雨災害で死者40名行方不明2名の被害となりました。その後住民と市が協力をして自主防災マップを作り、みんなで逃げよう、みんなで入れない避難所を無くし、この間記録的短時間大雨情報が7回も出されてきたが一人も死ななかった。それは避難開始の決断は個人では判断が難しい…「自分は大丈夫」という心理的な抵抗、「そろそろ止むでしょう」との正常化の偏見がある…と言います。
 なので地域でルールを決め地域で判断することが大事。みんなに声を掛け合う、地域みんなで周囲を観察し見つかった情報を非難に生かしてみんなで逃げることだそうです。

 釜石では、「みんなで逃げる」を子どもたちにも徹底していたことです。幼稚園児も災害が起きたら直接逃げるとお母さんが知っていたら、お母さん自身もそれを信じて逃げることが出来る。確か地域では「津波てんでんこ」って言うんでしたね。それで子どもも母親も助かったということを思い出しました。

 私たちは、どうすべきか、もちろん、行政の災害対策はもちろんですが、住民一人ひとりが自らの命を守るためにどうすべきか、行政も地域も一緒にどう避難行動をするのかを日常的に考えていくことが大事だと思います。今の生活状況、働き方などによっても避難の仕方は違うかもしれませんが、昨今の災害の多さに、身につまされる思いです。 

 
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by michiko_fujiwara | 2018-08-23 23:31 | 大震災・災害対策

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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