がんがら火祭りの作業所見学、大松明はほぼ出来上がりました。
8月24日地蔵盆の日は池田ではがんがら火祭りの日。愛宕神社からもらった火を松明に点火し市中を曳き回す伝統の火祭りです。大阪府の無形文化財に指定されています。
1か月前に作業所開きがありご挨拶に伺いましたが、今日は近くまで行ったついでに作業を見せてもらいに寄りました。昼間は暑いので夕方からの作業だそうです。
作っているところが見れると思っていましたが、付け替えも含め8本の大松明はもうほとんど出来上がっていました。1本約100キロの重さ。竹を軸に小さく切った「こえ松」を逆円錐形に巻き付け燃え盛る松明を昔の大工姿(昔の火事場装束かと思っていました)で松の油混じりの火の粉を素肌に受けながら曳き回す勇壮な祭りです。松明の上方・色の変わる辺りまで燃えるそうです。燃えすぎないように水をかけるようで、実際にはもっと太く重くなるようです、
今年で374回を数える伝統の祭りですが、今では地元では材料が調達できず、三重県の鈴鹿の松を買っているとか。材料だけでなく松明の担ぎ手も少なくなり継続させることも大変です。伝統の祭りを絶やさないためには、地域だけではなく池田市全体で支える祭りにしていくことが求められています。観光客も担げる体験型もありかも…。(去年のお祭りの写真)
当日は城山町が五月山の中腹にある愛宕神社から神事の後松明に火をもらい、山の西側に大一の文字を点灯(大文字焼き)、その日を大松明の移して、がんがらがんがらと鳴らす半鐘の音を鳴らしながら市中を回ります。火の神様のお祭りとして、家内安全を願い、こぼれ落ちた消し炭を持ち帰る人たちも多い、珍しいお祭りです。
その日は建石町でも、星の宮に子どもたちが集まり、こちらは京都の愛宕神社からもらった火を竹の松明に灯し大人たちの先導で、五月山の正面に大の文字を点灯してきます。山には大文字焼き、街中ではがんがら火祭りが夜空を焦がします。
さくら通りを抜け市役所前で松明の付け替えをし、城山町に戻ります。ケーブルTVでも中継されますが、機会がありましたら是非勇壮な火祭りを直接観てみませんか(*^^)v