放課後児童健全育成事業の指導員の資格に関し、規制緩和は行うべきではありません。
今日は厚生常任委員会。
池田市放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正と池田市立くすのき学園新築工事請負契約の締結について…の2議案と、後期高齢者医療事業特別会計補正予算、一般会計補正予算の2会計について審議されました。
始まってすぐに、吹田市議会議長と副議長が新たに選出されご挨拶に来られたため、議長と私は厚生委員会を離れご挨拶を受けました。実は副議長は柿原真生議員。私が後を引き継いだ柿原嵩弘元議員の娘さんですから、嵩弘元議員の同僚だった議員のみなさんも挨拶に来られました。さらに真生議員の同級生も…(笑)本来議長が中心ですが、池田だけは主人公が入れ替わったようでした(*^^*)
さて、放課後健全育成事業、池田ではなかよし会がそれにあたりますが、支援員は午後からの短時間勤務のため、賃金に限界があり、働ける方が限られています。
全国的にも同様のようで、厚生労働省が資格要件の基準緩和を行いました。もともと最初から有資格者だけでなく高卒で2年以上経験を有していれば市長が認め都道府県が行う研修を受ければ指導員になれると保育所の保育士よりも緩和された内容です。それをさらに高卒を外し、学童保育の事業に5年以上携わっていれば、学歴は問わない内容となっています。
池田のなかよし会は子どもたちの見守りが中心ですが、本来学童保育とは保育に欠ける児童ですから、保育所同様、家庭で親たちがその年齢にあった成長を促し身につけさせるような役割が求められます。一緒におやつを作ったり、宿題をしたり友達と遊ぶ中でルールを覚えたり、社会生活の基礎を身につけさせること…そういう意味で指導員・支援員は教員資格だけでなく、保育士など児童福祉などを学んだ人たちが子どもたちの発達段階に合わせた遊びや指導をすることが必要です。
小林吉三議員がそういった観点から規制緩和はしてはならないと反対討論を行いました。
決して学歴差別をするのではありません。子どもの命を預かる仕事ですから必要な知識が必要だという点で規制緩和は行うべきではないと思います。事故が起きては遅いですから…。