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藤原みち子の活動日記

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「Mee Too 私もそうだった」と声をあげる女性たちの、人間としての尊厳が守られる社会へ!

2018年5月13日(日)

「Mee Too 私もそうだった」と声をあげる女性たちの、人間としての尊厳が守られる社会へ!_c0133422_0535665.jpg 加計問題での首相秘書官の参考人招致は、予想通り都合の悪いことは記憶にないで、まともな答弁はなくいらいらさせてくれましたが、聞く人には見え見え状態、ますます疑惑が深まるばかりという結果に終わりました。

 安倍政権の公文書偽造、改ざん、データねつ造、自衛隊の日報隠ぺい、さらにはセクハラ発言など何でもありの国政私物化、安倍内閣には税金の使い方を任せたくありません。一刻も早く総辞職していただきたいものです。

 新聞の山を整理していると、性暴力をテーマにしたミステリーを書いた作家の落合恵子さんの、性暴力被害「Me Too」という記事を見つけました。

 「誰にも言えない。言えばそれを招いたオマエが悪いと切り捨てられるだけ」被害者たちは異口同音にそう語る…まぎれもなく被害者でありながら、被害者が自らを否定し、時に加害者と同じ熱意を持って、その犯罪を隠さなければならないのは何故なのか。被害者に対する社会の「眼」がそうさせるのだ。被害者自らが自らの「潔白性」の証明を求められる犯罪が、いったいどれほどあるのか…と。

 そんな被害者の声を取り上げた小説が刊行されてほぼ40年たった今、ハリウッドのプロデューサーによるセクハラを告発した一人の女性の声にツイッター上で「Mee Too、私もそうだった」と声をあげる女性たちが続いています。アメリカやヨーロッパで芸能界、政界、経済界を揺るがし、日本でも沈黙を破る動きが始まっています。

 この間の財務相福田次官のセクハラ問題は、麻生大臣も含め性暴力をなくしていくべき国会議員が、その権限を利用して行っていたという、しかも発覚しても反省どころか二次被害を生むような言動に、いまさらながら日本のジェンダーギャップが先進国最下位の位置に甘んじている事を思い知らされます。国会では女性国会議員が「Mee Too」のステッカーを掲げて抗議されていましたが、それでも反省しているとは思えない閣僚たち。

 落合さんは、「私たちを取り巻く時代と社会はどれだけ変わったのだろうか。今でも多くの被害者が沈黙を破ることをためらう背景には、もともとこれらの暴力が力学、力関係を背景にしたものであるからだ。そしてその力学は当然、私たちが生きるこの社会にそのまま根付いている。その現実は変わらない。ハリウッドでも、どこかの高校や大学のキャンパスでも、シリコンバレーで、各地の議会でも霞が関でも、むろん沖縄でも…。一人の女の尊厳を侵略する暴力はリアルタイムで起きている。受けた暴力を告発することによる『セカンドレイプ』も。『Mee Too』が一つのきっかけとなり、『他人ごと』にしないことから、拓いていく社会でありたい。この問題と『慰安婦』問題は同根のものともいえる」…と締めくくっておられます。

 日本での性的被害の背景には、男女賃金格差、不安定な就労環境、役職や意思決定の場への女性の登用の遅れがあり、女性の役割や能力が正当に評価されていない現実があります。

 沈黙を破り、女性たちがつき上げたこぶしと怒り、苦しみを必ず「人間としての尊厳」が守られる社会への転機とするため、いま政治と社会、一人ひとりの役割と責任が問われています。
by michiko_fujiwara | 2018-05-13 23:57

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara