羽田達也元池田市議(元大阪維新の会)に、懲役2年10か月の実刑判決下る!
大阪地裁では、羽田達也元市議(元大阪維新の会の候補者で高位当選)への判決が下りました。
「不正の仕組みを確立し、従業員にやり方を教えるなど、主導的な役割を果たした」「療養費制度の根幹を揺るがすもので、非常に悪質だ」と厳しく、懲役2年10カ月の実刑判決。前回の公判で、4年半の求刑がありましたが、3年以下なら執行猶予もあり得ると微妙なニュアンスもありましたが、きちんと、彼の本質を見抜いた判決でほっとしました。
この間、自らが経営する整骨院の不正請求で逮捕された時、また、本人が起訴事実をほぼ認めて保釈され議会に戻ってきたときと、市議会では2度にわたって全会一致で辞職勧告決議をあげても、辞職しようとせず、全員協議会で前議員の前でも辞職は市内と言い切り、結局市民からリコール署名運動が起こりました。
署名は住民投票に必要な有権者の3分の1には至りませんでしたが、4分の1に相当する21569筆を集め、12月議会(それも最終日まで粘りましたが)で辞表を出すに至りました。
尚、皆さんにご協力いただいた署名簿は、井上リコール署名実行委員長がクリーンセンターに持ち込み、焼却処分したこともご報告しておきます。ご協力本当に有難うございました。
私も2度ほど公判を傍聴しましたが、本当の心の底から悪いことをしたと反省している様には思えませんでした。彼自身の今後のためには、「とんでもないことをしたんだ」と反省をしてもらうためにも、執行猶予のない実刑判決が妥当だと思います。
損保会社には不正に得た金額を返済したようでそれが求刑よりも少ない判決につながったかもしれませんが、私たちにすれば、議員報酬から支払ったのではないかと思うといまいち納得できない部分もあります。
議員になる以前の犯罪が断罪された場合、本来なら議員になる資格はないわけですが、それならこれまでの議員報酬は返してと言えないものかと思います。(判決が下りた日を起点とするのか、犯罪を犯した日を起点とするのか、こんな時はどう判断するんでしょう?)