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藤原みち子の活動日記

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新年度、介護保険が下がる自治体もあるようです。国保料は本当に下がるのか?など見極めが必要です。

2018年1月24日(水)

 今日は茨木、箕面、豊能、能勢の議員団と12月議会の報告・交流会を行いました。

 茨木では維新市政から脱却したはずの新しい市政も、これまでと変わりがないこと、JR総持寺の駅前に40階建ての超高層マンションを建てる計画があり、都市計画審査会でも問題視されている事、市民会館建て替えに関連して必要以上の開発計画があることなどの報告があり、箕面でも北大阪急行延伸に関する事業に莫大な市税をつぎ込み、介護保険の7期事業で保険料の値上げ案が出されている事などの報告がありました。

 豊能町からは、小中一貫校の提案が、一時は東と西につくる計画だったものが、いつの間にか1か所にしてしまうことになり、1000人を超えるマンモス校になること、子どもたちの通学時間の問題など浮上しているようです。先に1か所に統廃合してしまった能勢町からは、1か所にしても町が負担する費用は軽減になっていないことなど現状報告がありました。

 能勢町の介護保険料は第7期でほんの僅かであっても引き下げとなること、豊能町では、介護給付準備基金が3億円も積み立てられているのに取り崩すどころか6億円までは積み立てが必要だなどと言っているとか。広域水道事業団に加わることで、国の補助金が無くなり、水道料金がかなり上がりそうな心配もあるようです。

 介護保険料は、3年間の事業計画に必要な試算に基づき、公費負担を差し引いた残りを保険料で賄う仕組みです。公費は実際かかった給付費が確定すればそれに合わせて清算され、多ければ返済し少なければ追加で公費が補正されます。しかし、加入者が支払っている保険料だけは清算されることがなく余った分が基金に積み立てられています。

 だから私たちは加入者の保険料も清算されるべきだけれど、一人ひとりに返すのは困難なのでせめて次の期の保険料軽減に使うよう求めています。たいていは保険料引き下げのため基金を繰り入れている自治体が多いのですが、豊能町は保険料で基金積み立てしているようなもので厚かましくもあり問題だと思います。

 国保料は都道府県化で、値上げが問題になっていましたが、直近の試算では値下げになるところも増えてきているようです。しかし100%の収納率なら値下げとなっても、収納率が下がっても府には定められた納付額を納めなければならないとなると、不足分をどうするのかが問題になってきます。保険料に上乗せされる事にもなりかねません。本当の意味で値下げとなるのかよく見ていく必要があります。高すぎる保険料だから滞納になっているのであり、一般会計からの繰り入れ(府も市町村が繰入することは認める様子)がやっぱり必要です。

 財政力の違いはありますが、いずこも建設関連事業が多いようです。もちろん老朽化対策は必要ですが、社会保障制度の充実は住民の暮らしをまもるうえで、基本的な重要施策です。3月議会でも、住民目線できちんとチェック機能を果たせるよう、住民の代弁者として頑張らないと…です。
by michiko_fujiwara | 2018-01-24 23:59 | 議員活動

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara