元維新の会の羽田議員が、整骨院の療養費水増し容疑認める!
昨日の読売新聞に「羽田・池田市議一転 起訴事実ほぼ認める」との記事が出ていました。自ら経営する整骨院で施術回数を水増しし、療養費を「水増し請求」していた件で、逮捕されている元維新の会(現在無所属)の羽田達也議員の公判が26日、地裁であったようです。羽田被告は「社長辞任までの刑事責任は認める」とのべ、これまでの無罪主張から一転して起訴事実の大半を認めたとの記事でした。
「同業者の知人から指南を受け、09年頃から不正請求を始めた」と認めたうえで「13年ごろから整骨院の経営は他の役員に任せていたが不正請求を続けていることは知っていた。反省している」と述べたそうです。
何だかやっぱり他人ごとのような話。社長の了解なしで勝手に不正することなど考えられないし、この公判では約600万円を詐取ということになっていますが、これは氷山の一角だったんではないかと思います。そもそもいくつか持っていた整骨院の一部の不正請求での逮捕・起訴であり、この件だけでも、従業員やその家族の保険証を全部預かるなど、明らかに社長自ら意図的に不正請求していたと考えるのが一般的です。池田など他の整骨院ではどうだったのか、整骨院では不正請求が常態化していたのかもしれませんね。一時期「逃げ切った」と言っていたという記事もありましたが、すべてチェックをすればもっと多くの不正請求が発覚していたかもしれません。
「何が何だかわからない」…本人は当初そう言ってましたが、今認めたということは、わからないどころか初めから嘘をつきとおすつもりだったということになります。また、「逮捕されたりしたら議員辞職する」と言っておきながら、「悪いことをしていないんだったら辞める必要はないと言われた」として逮捕されてからも議員辞職しない。辞職勧告決議をあげても全く無視しておきながら、容疑を認めても議員辞職する気配はなさそうです。
信頼をし、自分たちの代弁者として選んでいただいた市民に対してどう申し開きをするつもりでしょうか。市民には身を切る改革を押し付け、自らの身は切れず職務を果たせないのに、議員という肩書にしがみつくのはいかがなものでしょう。議員の役割をどんなふうに考えているのか、それを貶めていることにも気づかないのか、聞いてみたい。