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藤原みち子の活動日記

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ほそごう学園、小中一貫校になってよかったこと、困ったこと。

2017年1月25日(水)

 12月議会の報告ビラと市長に対する予算要望書作成に追われていましたが、ようやくめどが立ちました。

 今日は「ほそごうPTA新聞」号外をいただきました。
 ほそごう学園は多くの市民の方々が反対の声をあげる中で、一体型小中一貫校としてスタートし2年になります。いくら生徒数が減少したとはいえ、伏尾台にあった細河中学校の敷地に細河小学校と伏尾台小学校が入り、小学生と中学生が一緒に学習するには少々無理があるようです。先生方の必至な努力で何とか運営されているようですが…。
 
 そんな時にPTAが「ほそごう学園の3年~9年生に聞いてみました!! 小中一貫校になって楽しかったこと、大変だった(困った)ことなんですか?」というアンケートに生徒たちが答えてくれた意見がそのまま紹介されている号外です。

 どの学年でもよかったことより大変だったと答えている方が多いのが特徴です。

 良かったと答えている内容は、上級生がやさしい(3・4・5年生)。兄弟で通学できる(4・7・9年生)。登下校がバス通学になった(3~9年生・全学年)。学校がきれい(4・5・7・8・9年生)。エアコンがある(5・6・7年生)。色々なクラブがある(5年生)。図書館が広くなった、本が多くなった(3・4・5・6・9年生)。文化発表会や体育大会など一緒に遊べる(3・4・5年生)などなど。一貫校建設で建物関係がきれいになったとか小中学生が一緒にいることに対する新鮮さがあるようです。

 一方、大変だった(困った)ことについての答えは、試験中の休み時間はさわげない(3・4・5・6年生)、小学生は部活があるからグランドが使えない、遊具が少ない、中学生は逆に授業で小学生優先が多くグランドが使えないとか、部活で使いたくても使えない、ボールが小学生に当たりそうで危ないなどどちらも窮屈そう。図書館も中学生にとっては利用できる時間が短いようです。体育祭が面白くなくなったというのはやはり中学生。

 小学生と中学生の休み時間が違うのでうるさくて授業に集中できない、バスがギリギリ、チャイムが鳴らない(授業時間が違うので)、制服・標準服を着なければならなくなった、バスの中はお互いにうるさいとの意見。バスの時間を気にしなければならない、バスに乗り遅れることがある。小学生と中学生の給食が違うなどなど、沢山の声が上がっています。

 みんなと騒ぎ走り回るのが当たり前の小学生と落ち着いて勉強したい中学生、クラブ活動がしたくても小学生の授業があって使えない一方遊具が少なくなった小学生など発達段階の違いが重なり困難が多いようです。ひろ~い敷地で、小学校と中学校の校舎やグランドが別々にありゆったりと過ごせる場所ならいざ知らず、敷地が狭くて共用しなければならないものが多いと、お互いがのびのび育てられない困難があるようです。小学生文化と中学生文化がそれぞれ生かされ、お互いが理解し合える距離が必要ではないでしょうか。
by michiko_fujiwara | 2017-01-26 01:34 | 教育

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


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