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藤原みち子の活動日記

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地域コミュニティの10年を検証…地方分権改革の課題展望と展望について講演会

2016年7月17日(日)

c0133422_122388.jpg 池田版地域分権制度、地域コミュニティができて10年。役員・参加者の固定化、提案内容のマンネリ化、本来は市の事業のものまでコニュニティに肩代わりをしてもらう、提案権だけだったはずなのに補助金という形で、公金の執行もコミュニティに任せるなど、多くの方からコミュニティのあり方について見直しが求められていました。

 今回10年の節目として、見直し検証をするとして、地方分権改革有識者会議座長をされている、東京大学名誉教授の神野直彦氏を招き、検討委員会が今日を皮切りに5回開かれる予定です。その初日に、地域分権の前提となる地方分権について神野教授の講演会が開かれました。

 スエーデンの中学2年生の教科書なども紹介しながら、国が平成5年に全会一致で決議した地方分権の推進に関する決議では、「国民が待望するゆとりと豊かさを実感できる社会」とあることも資料として提示。個人が出来ないことを家族が、市町村が、道府県が、国がと下から上へと積み上げる。人間社会はむしろ地域社会に根差しており、国家の役割と同時に地方自治体に機能を移す、ヨーロッパ地方自治憲章が世界的に地方分権改革の潮流を形成している、といったお話でした。

 ここには「ゆとりと豊かさを実感できる社会のため」という前提がありますが、実際に安倍政権が進めようとしている地域分権は、倉田市長が進めようとしている地域コミュニティはどうか、ここをよく見ていく必要があります。

 スエーデンの教科書を見ると、コミューン(市町村)の予算についてどうあるべきか子どもたちに討論させるというのがいいですね。

 地方自治体が効率性を要求すると、人件費、物件費を削り料金を下げ、サービスを使いやすくする。外部効率性は、そのサービスが住民のニーズに合っているかという見方をする。民間は市場で売るが、地域社会のサービスは民主主義で決める。ニーズにあってるかどうかが重要なポイント。内部効率性は大きくなれば安くなるが、遠い政府になり外部効率性をめぐって対立する

 地域民主主義を活性化させるなかで公共部門か、民間部門かの判断についても、それが欠けると生きていけないものはニーズとして必要に応じて配らなければならない、それを超えるものは欲望となり市場に任せてもよい。このサービスが欲望なのかニーズなのかグレーなのか、地域社会の実態に合わせ決めれば良い。ちなみにスエーデンでは、生きて行くために必要なものはスキーと水泳だといった話も面白く聞かせていただきました。

 11月13日が5回目の検討委員会で最終となり、答申が出されるそうです。10年間実施してきた地域コミュニティの取り組みが、どう検証され、どの方向に向かうのか、注視したいと思います。
by michiko_fujiwara | 2016-07-18 01:38 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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