日本共産党は「政党助成法廃止法案」を提出しました。
本日午前9時、日本共産党は志位和夫委員長を先頭に衆議院議員団揃って、衆議院事務総長あてに「政党助成法廃止法案」を提出しました。
昨年末の総選挙で8議席から21議席に躍進させていただいた結果、議案提案権を獲得。早速この力を使って最初の議案提案です。このことで日本共産党以外の政党助成金を受け取っている政党がどのような議論(言い訳)を展開するのか国会に注目です。
政党助成金は、支持しない政党にも税金を渡すという国民の思想信条の自由を侵害する憲法違反の制度です。しかも、労せず手にするという点でも政党を劣化させ、堕落させるものとなっています。
企業献金をなくすためと言って1995年に導入され、この20年間の支払合計は6311億円にも上ります。そして助成金欲しさに政党の基本的理念や政策などそっちのけで離合集散を繰り返し、新たに誕生した政党は60近くにもなるそうです。
これまで政党助成金を受けた政党は43党、そのうち消滅した政党は33党だそうです。もはやどんな政党ができて何が無くなったのか誰が党首だったのか、名前も覚えられません。そして企業献金も止めずに堂々と受け取り、企業のための政治を行うなど言語道断です。
日本共産党は、法案の成立のため国民の皆さんと力を合わせて、廃案に追い込みます。そのために署名用紙もつくりました。大いに国民的運動をおこしていきましょう。
また、雇用問題に関する議案も提出することを検討しており、国民の皆さんに与えられた力をフルに活用して国会に国民の声が届くように奮闘します。送り出していただいた国会議員がどのような論戦を挑むかご注目下さい。