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藤原みち子の活動日記

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財政推計をどう考えるかは非常に難しい…総務委員会

 2013年9月13日(金)

 総務委員会は3議案のみの審議でお昼前に終わりました。

 議案は「池田市職員の厚生制度に関する条例の一部改正」と、関連する「池田市職員貸付条例の一部改正」、その財源となる一般会計の補正予算。今日は意見書作成のため音声で聞きました。

 財団法人池田職員厚生会が、公益法人3法の改正により権利能力なき社団(任意団体)に移行したため条例整備するというものでした。元の条例は第1条の本市職員は、相互共済及び福利増進を目的として独立の組合を組織することが出来る、から始まって第5条で終わりというシンプルなものでしたが、この機に、条例の趣旨、定義、委任、事業、実施と8条まで新たな条例をつくるような規定を盛り込んだものとなっています。

 職員厚生会で行っていた貸付規定を、貸付条例に一本化し、10月から運用するものとなっています。職員組合の話し合いは7月5日から8月29日まで8回実施の上合意しているとのことでした。

 財政推計について市長に聞きたいと“まちの見張り番”議員団が質問すると、市長が「質問に答えてもあなた方は私の発言をそのまま載せないで勝手に解釈して新聞に書かれるが、正確に書くように」と異例の前置き。

 平成23年分は税収が少なかったため財政調整基金から入れなければ赤字だった、24年度はその分交付税が多くなり特別交付税が過去最高の5億円入り、法人市民税も多かったが、25年度はそれを反映すると交付税が半分以下になりそう。法人市民税の推移をどう見るか非常に難しい。そうした中で26年度予算をどう見るか、8億~16億の幅で財政調整基金から繰入が必要だと考えている。そうなれば46億円の財政調整基金は5年で枯渇することになる、との答弁。

 これをどう聞いたのか、見張り番議員は「細河小中一貫校の建設途中でも石橋小中一貫校建設はできるといっておられたが(建設中でもなんてそんなこと誰も言ってないんだけど)それなら石橋も建設できるということですね」…ええ~!、今5年で財調は枯渇すると言ってたんじゃないの?、それなら建設出来るってどういうことよ、と突っ込みたくなりました。

 交付金は税収が少なければ翌年の交付税が多くなり、逆に税収が多くなれば交付金は減らされるわけですから同じような税収でも1年ごとに交付税が増えたり減ったりすることになります。平成25年度が交付税半減で財政が厳しくなれば26年度は増えるのですから毎年、財調から同じだけ繰り入れるという事にはならないと、私は思います。従って実際は5年で枯渇するとは思えませんが…。ただし大地震や鳥インフルの感染拡大など特別の事態があれば話は別ですが・・・。

 市民から預かった税金は市民のために使うためのものですから、不測の事態を考え基金残高を増やすことと、必要以上に市民サービスを抑制することは、よくよくバランスを考えることが求められます。
by michiko_fujiwara | 2013-09-14 00:51 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


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