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藤原みち子の活動日記

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保険料の延滞金利息は14.6%から9.3%へ…厚生委員会

 2013年9月10日(火)

 今日は私の所属する厚生常任委員会でした。

 議案は7件でしたが、3つの条例改正は、国保、介護、後期高齢者医療の保険料の延滞金利息を現行の14.6%から9.3%に、1ヵ月以内の納付に対しては3%にするという同じ内容のもの。

 地方税法の一部改正、池田市税条例の一部改正に伴い税と同様の扱いにしたということです。しかしあくまで本則はサラ金並みの14.6%。延滞金の特例という条項を設け当分の間という取扱いですから、国が変更をすれば変わる可能性があります。

 9.3%の根拠は、特例基準割合+7.3%で、特例基準割合とは国内銀行の貸出約定平均金利の前々年10月~前年9月における平均に1%を加算した割合とされています。今のところ10月~9月の平均金利は1%ということですから1+1+7.3%で9.3%になるということになります。条文では「当該特例基準割合」となっていますからその年の平均が変われば数字が変わることになります。

 納付期限後1か月以内の納付の場合は特例基準割合+1%ですから1+1+1%で3%になります。実施は来年1月1日から…地方税に合わせたとのこと。

 国保で実質延滞金を取っているのは、北摂7市のうち、豊中、高槻、茨木、箕面とのこと。池田では減免や分納相談をして、延滞料は実質とっていないそうですが、市長は「条例に書いてあるのに何故とらないのか、と訴訟されてはかなわないから今後延滞金を取ることにします。払えないから分納や減免をする人に延滞金をかけてもそれも払えないということになるので、分納の計算をする際延滞金も含めて分割する」との発言に唖然!

 訴訟されるから取るとの発想はどうでしょう。社会保障は本来国が国民の命を守るための制度。高すぎる保険料に、どうやって払おうかとみんな悩んでいるのに延滞金まで取るべきではありません。社会保障を受益者負担と考えることが、国民の命を守る視点に欠けていると言わざるを得ません。ますます国民から医療や介護を取り上げることになります。それこそ生存権を守る裁判が必要か?
by michiko_fujiwara | 2013-09-10 23:38 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara