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藤原みち子の活動日記

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ドキュメンタリードラマ・基町アパートは残留孤児三世を通じ戦争の悲惨さ、平和の大切さを伝えています。

 2013年8月28日(水)
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 ビデオに撮っていた24日(土)のドラマ・基町アパートを見ました。実際の被爆者や語り部などを織り込みながら、実話を基にしたドキュメンタリードラマです。

 広島の原爆ドームの近くに、被爆者や中国残留孤児などが入るその建物はあります。基町は、爆心地に近く木造住宅がひしめいていたため火災が多く、住民が安心して暮らせるようにと広島市が家賃の安い高層アパートを建設したのだそうです。  c0133422_22482739.jpg学校や病院、郵便局、商店街などみんなそろっているひとつの街で、基町アパートは戦後復興の生き証人といわれています。

 主人公は中国残留孤児の孫龍太。母親が海外出張のため、東京からひとりで広島の祖父の家を訪ねますが、初めて逢った祖父は中国語しか喋れない残留孤児だったのです。何にも祖父の情報を聞かされたいなかった龍太が、祖父に馴染めず反発しますが、となりに住む中国語を話すリンリンという残留孤児3世の女の子や、担任の先生、校長先生、アパートの人たちの協力で、自分のルーツを教わります。おじいちゃんが中国で残留孤児として育ったこと、原爆の語り部の話を聞いてその悲惨さを知り、おじいちゃんや街の人たちに少しずつ溶け込んでいくんです。

 校長先生は、「中国と日本で過ごした人たちのことをハーフではなくダブルと呼ぶ、二つの大きな世界を背負う君たちは素晴らしい」と言ってくれます。

 学校の図書館には「はだしのゲン」が置いてあり、8月6日の原爆投下の日にはTVを見ながら黙祷。被爆者が傷跡を抑えるシーンも忘れられません。登校日、校長先生が「はだしのゲン」の作者中沢啓治さんの話をしてくれます。「ゲンお前は麦になれ。厳しい冬に青い目を出し、踏まれて踏まれて強く大地に根をはりまっすぐに伸びて実をつける麦になるんじゃ」というマンガのメッセージを伝え「つらいことがあってもより強く平和を愛する人になってください」と子どもたちに話します。松江市教委とエライ違いです。 

 中国でも苦労して育ち、帰国しても日本での差別にあい心を閉ざし日本語を覚えることができなかったおじいちゃんが、龍太とリンリンが学校をサボって広島の町に遊びに行く事件をきっかけにして、龍太と心を通わせられるようになり、最後には龍太の頼みを聞いてついに自分の生きざまを学校で語り始めます。

 おじいちゃんは、帰国できずに自決を決めた日本の男たちの銃で撃たれ目の前で母も姉も亡くします。急所が外れて生き残ったけれど、ソ連兵が死んでいることを確認するために剣で刺したそうで肩に傷跡が残っています。死んでいることになっているので痛みを我慢したことなど龍太は涙を流しながら聞きます。

 電話の向こうの母親に、広島に着てよかったと言う龍太。おじいちゃんが龍太に「お前に会うために生きていてよかった」と伝えるシーンは感動でした。

 残留孤児三世の龍太の目を通して、戦争の悲惨さ、平和の大切さを伝えるドラマでした。

 
by michiko_fujiwara | 2013-08-28 16:55 | ドラマあれこれ

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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