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藤原みち子の活動日記

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長崎で平和祈念式典…田上市長政府を強く批判

 2013年8月9日(金)

 今日9日、長崎では68回目の原爆の日を迎え、平和公園で平和祈念式典が行われました。

 田上市長は平和宣言で「日本政府に被爆国としての原点に返ることを求めます。非核三原則の法制化への取り組み、北東アジア非核兵器地帯検討の呼びかけなど、被爆国としてのリーダーシップを具体的な行動に移すことを求めます」と核廃絶への積極的な取り組みを求めました。

 田上市長は、スイス・ジュネーブでの核不拡散条約(NPT)再検討会議の準備委員会で、核兵器の非人道性を訴える共同声明に賛同しなかったことを「被爆国としての原点に反する」と強く批判。「世界の期待を裏切った」「核兵器の使用を状況によっては認める姿勢を示した」と指摘。

 原発の技術を輸出するため、NPT未加盟のインドと原子力協定の交渉を再開したことも、「NPTを形骸化し、NPTを脱退して核保有をめざす北朝鮮などの動きを正当化する口実を与える」と批判。
 一方、世界に1万7千発余りある核弾頭の9割以上が米ロ両国のものだと指摘し、両国の大統領に「大胆な削減」に取り組むよう求めました。

 そのうえで、「政府の行為によって再び戦争の惨禍が起こることのないようにする」という憲法前文を引用。そこには国民の決意がこめられているとして、平和を求める原点を忘れないよう、戦争や被爆の体験を語り継ぐことの大切さを訴えました。

 反核運動を引っ張った長崎の被爆者、山口仙二さんが7月に亡くなったことを挙げ、減り続ける被爆者の平均年齢が78歳を超えたと指摘。「ノーモア・ヒバクシャ」という山口さんの演説を引き、若い世代に「被爆者の声に耳を傾けて」と呼びかけています。

 式典に出席した安倍晋三首相は「核兵器の惨禍が再現されることのないよう、非核三原則を堅持しつつ、核兵器廃絶、世界恒久平和の実現に力を惜しまぬことを誓う」と挨拶。

 憲法を変え戦争への道へひた走り、集団的自衛権の行使を可能にしようとするなど一連の動きとどう整合性をはかろうとするのか。 挨拶のための挨拶?

 式典には約5,800人が参列し、初参加のインドを含め、過去最多に並ぶ44カ国の代表が集まったとのこと。

 この1年間に新たに死亡が確認された3,404人の名簿が奉安され、長崎原爆の犠牲者は16万2,038人となったそうです。 謹んでご冥福をお祈りいたします。
by michiko_fujiwara | 2013-08-09 16:11 | 平和へ

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara