3日も食べていないんです。助けてください!
いよいよ参院選スタート、気を引き締めて出かける準備をしていると、「3日も食べていないんです。助けてください」と電話が…。昨夜は池田駅で過ごしたそうで、市役所に来ているとのこと。
今日は10時から2件相談が入っていたため、宇保町の事務所を探してこられました。40代と20代後半の夫婦。
聞けば、3ヶ月前に勤めていた社長さんがお金を持って逃げてしまったため、家賃を払うことができず、今はホームレス状態。それまで住んでいた八尾の市役所に相談に行かれたようですが、離職者のための住宅手当は、離職を証明してくれる社長が逃げていないので受けられない。社会福祉協議会に小口貸付を受けたいと尋ねても、住所の無い人には貸せないといわれ、それ以上の相談にならなかったとか。
雇っても良いと言われた会社があるらしく、準備のために約2万円の借り入れをしたいと、宝塚の兄妹姉を尋ねて行ったが会えず、電車賃を求めて宝塚市役所を訪ねたそうですが借りられず、途中から歩いてきた、と池田にたどり着いた旨を話されました。借り入れできる制度はないかと尋ねてこられました。
当初生活保護も考えましたが、雇ってもらえそうだからとにかく大阪市まで戻りたいとのことでした。仕事があったときはこんなに生きていくのが大変だということなど夢にも思わなかった、と言っていました。
本人たちはできるだけ生活保護は受けたくないとのことでしたので、交通費をカンパして根本的には次の職場近くで相談をするよう指示。騙されているかもしれないとは思いましたが、どこに相談しても聞いてもらえないと言う言葉を聞くと、それでもいいや…と。
中途半端な雇用対策では救われず、アベノミクスの恩恵など全くありません。大企業に税金を使うのではなく、雇用の安定のための施策が求められます。ブラック企業と言われる会社の社長を比例候補に担ぐ安倍政権には期待できませんね。