白熱の文教委員会…学校統廃合(細河小中一貫校)
文教病院委員会が午後6時ごろ終わりました。
議案は、学校給食運営委員会条例と石橋南小学校の耐震補強工事の請負契約、細河小中一貫校の建設予算と3件だけでしたが、論客(?)ぞろいの委員会ですからやっぱり…というところでしょうか。
学校給食運営委員会は、これまで給食センター条例の中に含まれていましたが、中学校給食の実施に伴い条例化するもの。小中学校の給食の内容の決定、変更、食育に関することなど調査審議することになっています。
石橋南小学校の耐震補強工事は制限付き一般競争入札で4社応札、菅原町に池田支店を置く㈱昭和工務店が1億7850万円で落札。電気工事は指名競争入札で6社の入札津業者のうち渋谷3丁目の大江電気㈱に(577万5千円)、管工事も指名競争入札で4社のうち天神1丁目の㈱米庄商会が落札(997万5千円)しました。工事期間は議会で決定後本契約締結の翌日から11月29まで。
ついでに…北豊島小学校の西館北校舎耐震工事は1億5千万円以下の工事ということで議会の審議にはかかりませんが、工事業者・㈱堀田工務店池田支店、谷村電気工事㈱、才尊設備工業㈱に決まり、6月下旬から10月末までの予定で工事が行われることになります。近隣の住民への説明会は6月19日(水)午後7時から行われます。「北小だより」にも載っていましたが、近隣には案内が届くでしょう。
さて、最も議論が白熱したのは「細河小中一貫校」建設予算25億5千万円(2年間)について。
2015年(H27年)4月開校をめざし、東棟(図書・学習ゾーンを含む特別教室を中心とした屋上プール付校舎)とサブアリーナ棟(校務センター、武道場を含む)増築工事と既存の校舎と屋内運動場の改修工事が行われる計画です。
2階部分は1年生~4年生、3階部分は5~6年生と中学1年生(7年生)、4階部分は中学2~3年生(8~9年生)といった配置を考えているようです。通学は、バードヒルズからと細河からスクールバスで対応。ダイヤなど余裕を持った対応をしたい、留守家庭児童会は子育て支援課と協議をして送り迎えを考える…とのこと。
小学校の跡地利用は、伏尾台小を第2グラウンドに、細河小は地域等の活用を考えているとのことでした。
「地元の声をどう受け止めたのか」の問いに、市長は「市民代表の市議会で請願が不採択になり、市議会はやるべきとの方向が出された」「地域住民の声は反対も賛成もあった。お子さんをお持ちの方は賛成が多い、中年層は半々、60歳以上の高齢者は反対が多いと分析している」と答弁。いつ決めたのかの問いには、「今年4月過ぎ。平成24年度決算が大幅な黒字で、財政調整基金を取り崩しなしで32億円程度上積みされる見通しとなり、教育委員会がやりたいということなので決断した」と答えました。
一体型で、教職員の人数は、2人の校長と養護教諭など4~7人、合計10人前後の減となる見込み。
細河小中一貫校開校で1年くらい様子を見て(実績を見て)石橋中校区、北中校区をどうするか教育委員会と考える。しかしその間待てないので耐震化を進める。基本的考え方は最初の再編整備計画に基づいているが、石橋では南小を外した人数に変更しているし、北豊島も園芸高校の敷地の無償譲渡がなければ現在の中学校の敷地では難しい。渋谷、池田はもっと長い先の話となる。見直しをしながらすすめている…といった答弁がありました。
細河小中一貫校建設予算については、わが党の難波議員と辻議員の反対、自民、市民クラブ、まちの見張り番が賛成しました(公明は委員長で採決に加わらず、辻議員は民主党だけれど会派としては不明)。