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藤原みち子の活動日記

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世界一の水準の医療を商品のように扱い、後退させる安倍政権

 2013年5月20日(月)

 昨日のTPP学習会では、日本の医療はWHOから世界一という高い評価を受けていることが紹介されました。医療費無料のイギリスやイタリア、オランダ、カナダと比べると日本が世界一なんて信じられませんでしたが、資料としていただいた全国保険医団体連合会発行のパンフレットによると、健康寿命、健康達成度の総合評価は日本が世界一でした。スウェーデンはそれぞれ3位と4位。イギリスは24位と9位でした。

 TPPに参加したらアメリカ並みになると言われましたが、そのアメリカは健康寿命29位、総合評価は15位。日本は世界一から29位にまで落ちることになります。

 日本は50年前に、「いつでも、どこでも、だれでも」が医療を受けられるようにと、健康保険制度をつくりました。戦後の経済復興の途上に、一家の大黒柱となるお父さん(サラリーマン)は病院などの窓口負担は 原則「なし」とし、その家族や自営業者世帯(国保)は窓口負担「あり」としてスタートしました(皆保険制度)。

 ですから、全国どこでも病気になれば保険証1枚で受診できるようになり、早期発見、早期治療で食事や栄養改善がなされ、WHO(世界保健機構)が「世界一」と認める健康度を達成するまでになったというわけです。

 しかし、この間窓口負担がどんどん増やされ今では本人も家族もみんな3割負担。これに労働法制の改悪などで、所得平均はどんどん下がる一方保険料や医療費の窓口負担は増える逆転現象がおきています。今では、お金がないことを理由に、病気であっても年に一度も受診できない世帯が105万世帯(250万人)にものぼっています(社会保障・人口問題研究所調査)。保険証があっても受診できない現実があります。

 1年間に体調が悪くても医療機関にいけなかった人たちが全体の17%あり、その理由の中で一番多いのが、「自己負担の割合が高い」など経済的理由で38.4%、次いで、「仕事あるいは家庭が忙しい」など時間的理由27.0%、また、健康保険に加入していない無保険の人たちが14.2%も占めています。「医療機関までの距離が遠い」など通院困難な理由が9.5%、身体的理由で「医療機関まで行くのが難しい」が2.8%、その他10%となっています。

 今でも徐々に地ならしされていますが、TPP参加で更なる医療難民を作り出すのではないかと思います。格差は更に拡がるでしょう。

 
 

 
by michiko_fujiwara | 2013-05-21 01:18 | 医療・検診

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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