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藤原みち子の活動日記

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TPPに一度参加すれば後戻りは許されない「ラチェット条項」

 2012年5月19日(日) 今日は午後から雨になりました。
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 TPPが日本の医療に与える影響について、保険医協会の理事で池田在住の医学博士・井上美佐さんを呼び、議員団主催で学習会を実施。聞けば聞くほど医療の崩壊だと空恐ろしくなりました。

 TPPは、もともとブルネイ、チリ、シンガポール、ニュージーランドの4カ国でスタートし、途中からアメリカ、オーストラリア、マレーシア、ペルー、ベトナムが加わり9カ国になっていますが、アメリカが加わったことで総所得の89%をアメリカが占める中、アメリカの経済が基本の経済協力になっってしまっています。

 つまりTPPに参加することはアメリカのようになることを強いられることになります。じゃあアメリカの医療の現状はどうか。数年前に上映されたマイケル・ムーア監督の映画・シッコそのままということです。私も池田映劇(現呉服座)で見ましたが、日本のような公的保険制度はなく、民間の保険に入らなければ全額自己負担。保険に入っていてもほとんど理由をつけられて受けられないという実態に驚いたものです。

 今日の話も全く同様で、アメリカで救急車を呼ぶと検査結果に異常がなければ1,000ドル(約10万円)支払わなければならないため、自家用車で病院へ行かざるを得ないこと。救急で運ばれても2時間・3時間待ちはザラとのこと。CT検査で異常が見つからなければ保険が利かず100万円の支払いが必要になるなど医療はすべて商品扱い。お金のない人は病院にギリギリまで行かなくなるので死亡率はとても高いそうです。

 TPPに参加すれば、混合診療が解禁となり、保険診療の縮小で、お金のある人は保険外診療の良い医療を受けられるけれどお金のない人は最低限の医療しか受けられなくなります。安全性も担保されません。

 薬の値段は確実に上がる(値下せずとも買ってもらえるため)。もし安くすれば不当に安いのは知的財産権の侵害だとして訴訟を起こしてくる。すでにアメリカは日本の医療制度を、規制が多く貿易障害だといっているそうです。

 株式会社による病院の参入で、利益優先の医療が行われます。儲からない過疎地の医療などはなくなるでしょう。競争相手の病院をつぶし独占企業となることもありです。TPPは人の移動の自由化も含んでおり、優秀な医師は海外へハンティングされ、東南アジアなどから医師、看護師、介護士の輸入が行われることになります。言葉の壁、文化の違いがあり、これまでのようなきめ細かい看護・介護が受けられなくなります。確実に医療水準は下がります。

 お金持ちは保険外の高度医療を受けることができ公的医療制度を必要としなくなると脱退し、貧困層だけの保険制度になる。そのうち公的医療制度は成り立たずつぶれることも充分考えられます。

 そして一番怖いのは、TPPに参加し規制緩和すると後戻りできないというラチェット条項です。「とりあえずやってみてダメだったらやめれば良い」と思う方もあるでしょうが、一度参加すると止められないという条項です。詳細は4年間秘密ということですから、国民は交渉内容が分からず日本に不利だからやめるという判断もできないということで、国会の数の力で押し切られるということになりかねません。

 そしてアメリカは教育も医療も商品扱いで、ビジネスに不利益があると思えばすぐ訴訟をする国ですから、訴訟のために高い保険をかけざるを得なくなり、医師もワーキングプアになっている…これがアメリカの現状。TPPに参加するということはアメリカのようになるということです。

 すでに米韓FTAで韓国の医療は自己負担が増えボロボロになっているそうです。

 どう考えてもTPPは参加すべきではないということです。アメリカの言いなりになる自民・民主・公明、その補完勢力・維新の会やみんなの党ではなく、悪政に正面から対決する日本共産党の躍進が日本の医療を守ることになります。
 


 

 
by michiko_fujiwara | 2013-05-19 23:24 | 医療・検診

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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