教職員を減らせば教育行政が良くなるですって?
桜の蕾がほころび始めました。温度差が激しく一日の中でも変化の多い今日この頃。しかし確実に春の日差しが強まっています。
さて、昨日維新の会の府議発行のビラが入りました。「学校統廃合についての解決策」として学校の先生の人員を2割カットすれば、すべての子どもたちが高校を無償で通えることになる。幼稚園も保育園も無償で通えるだけの経費が出るというのです。
子どもたちの無償化は良いですが、先生を減らしてその子どもたちには一体誰が教えるというのでしょう。
また、現行法では40人学級ですから、生徒が40人いれば1クラスだけれど35人学級にすれば20人2クラスになる。35人学級を主張するのは、少子化が進み学校統廃合で失うであろう先生たちの働く場を確保するためなのではないか、というのです。…20人学級、良いじゃないですか。
この人には、少人数学級の良さ、きめ細やかな教育、どの子にも行き届いた教育で、つまづきを無くし成長させるという考えは無いようです。少人数学級を望む保護者を敵にするようなものですね。
教育委員会に対し、「タヌキ的発言はいらない」と言って幹事長にしかられ議員団会議で謝罪させられたという新聞記事に対しては、いい宣伝効果だと言うなど何の反省も無いままにこのような教育に関するビラを配布するなど理解できません。