神田小学校では83名が巣立ちました。
市内11小学校の卒業式。今年は神田小学校にお邪魔しました。
卒業生は2クラス、83名。男子46名、女子37名。舞台からひとりずつ入場。中学と違って在校生と対面する形で席が作られ、その間に演壇が置かれ卒業証書を受け取ります。
一人ひとり名前を呼ばれると、マイクの前で自分の将来の夢を語り、校長先生から卒業証書を受け取ります。
「私は、パテシェになりたいです」「ボクは獣医になりたいです」「保育士か栄養士になりたいです」「キャビンアテンダントになりたい」「図書館で働きたい」「サッカーでなでしこリーグに入りたいです」「プロバスケット」「野球選手」「プログラマー」「ゲームメーカー」「学校の先生」「歯医者さんになりたいです。そのために自分が虫歯にならないよう注意します」というのもありました。
「お笑い芸人になりたい」という子も2人。この2人で漫才したら…なんで想像しながら聞いていました。また、「兄のいる高校に入りたい」「京都大学にはいりたい」と妙に現実的な、しかし高い目標も。家庭でそんな話をしているんでしょうね。子どもたちの夢は、現代の世相を反映し、かなり現実的な職業が…。
まだ何になりたいのか判らない子なのか、「中学生になったら一生懸命勉強とクラブ活動をしたい」といった内容も半分くらいありました。どれだけの子が自分の夢を実現させられるか、大きくなるにつれ夢も変わりますが、いずれにしても自分の夢に向かってあきらめず頑張ってほしいものです。
校長先生からは、1、感謝の心を忘れないようにして下さい 2、思いやりの心を持ち人とのかかわりを大切にして下さい 3、やりぬく心を持ちましょう と3つの心を大切に、力強く新しい一歩を踏み出して下さいと、「はなむけの言葉」を送られました。
6年間の小学校生活に大きな区切りをつけ、最高学年として責任感を培い、数日後には、新鮮な希望を持って中学生になるのですね。大人への成長に欠かせないステップアップ。大切な階段です。
今すすめようとしている小中一貫校では9年間も常に先輩がいる状況のなかで、ステップアップの機会が失われるような気がします。