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藤原みち子の活動日記

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越谷のABC健診は?

 2012年11月1日(木)
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 昨日・今日と2日間、埼玉県の越谷市と草加市に厚生委員会から視察に行ってきました。

 31日は越谷市。胃がんのリスク判定をするABC検診について…実は去年の9月議会で高崎市の例をあげ池田市でも実施してはどうかと一般質問したところで、視察の希望をしていたところです。

 当初は高崎市を視察先に希望していましたが、ちょうど検診時期と重なり断られたため、ABC検診を実施しているという越谷市を訪問することになったわけです。人口32万9712人(4月1日現在)、面積60.31k㎡、池田の約3倍にあたります。

 越谷では内視鏡による胃がん集団健診を昭和36年から開始、昭和60年から個別検診開始、平成15年3月で集団検診は終了。平成21年5月からABC健診(ペプシノゲン法検査・ピロリ菌抗体検査)を追加。高崎と違って胃がん健診を受診する際に節目健診を希望者に実施するというやり方ですから、ABC健診だけというやり方はとっていないようです。

 ですから、ABC健診を実施したからと言って受診率に大きな変化は無さそうでした。バリウムを飲むX線検査も行っている様ですが、圧倒的に内視鏡を選択される方が多いようです。

 ABC健診は、30歳から75歳まで5歳刻みで実施。A群(ペプシノゲン、ピロリ菌ともに陰性)、B群(ペプシノゲン陰性・ピロリ菌陽性)、C群(ペプシノゲン、ピロリ菌ともに陽性)、D群(ペプシノゲン陽性、ピロリ菌陰性)に分けられC群、D群が胃がん発生の危険度が高いとされています。越谷でもC群・D群にがんが発見されていました。

 血液検査ですので、飲みにくいバリウムや、苦しいイメージの内視鏡検査より取り組みやすいため、血液検査だけでも受けられたら受診率は上がるのではないかと思ったのですが、少しあてが外れました。国の指針はガン検診の受診率を引き上げることのようで、ABC健診はリスク判定であってがん検診という考えを持っていないようです。

 ABC健診は国でも研究段階にあるためあまり普及していませんが、高崎などではこのリスク判定でがんの原因になりやすいピロリ菌を除去すればがんになりにくくなるとし、早いうちに危険度をチェックするため成人式を迎えた市民に無料でABC検診を行っています。
 胃がんの年間発生率は、A群はほぼゼロ、B群は1000人に1人、C群は400人に1人、D群は80人に1人で、A群は将来的にも胃がんにはまずならないと考えられ、無症状であれば内視鏡検査は受ける必要はないとしています。

 血液検査は5年に1度でよく、やみくもに検査をしなくても、検査結果でリスクのある人を中心に内視鏡検査を受ければよいことになります。費用もエックス線の約半分で済むそうであり、今後の検診のあり方が大きく変わるだろうと期待されています。

 この高崎方式を期待していたので、血液検査だけはしないというやり方では受診率が上がりにくく、これまでの健診の延長にとどまるのではないかと、少し残念でした。
by michiko_fujiwara | 2012-11-02 01:04 | 議員活動

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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