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藤原みち子の活動日記

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地域防災講座 第1弾

 2011年10月22日(土)曇りのち雨
地域防災講座 第1弾_c0133422_2124763.jpg
 「地域防災リーダー養成講座」の第1弾として、佐々淳行氏を招き「危機管理とリーダーの条件」
と題して講演会が行われました。強い雨が降る中、アゼリアホールに約500人集まりました。

 講師の経歴が、警察庁・防衛庁の生え抜きですから、東日本大震災の対応など民主党をなじり、宮城沖に地震プレートがあることを誰も言わなかったと地震学に不満を述べるなどバリバリの保守的思想の持ち主と見受けました。まあ当然といえば当然ですが…。

 杖を突き、体を支えられながら登壇。しかしマスコミでもよく喋りなれているせいか声や話しっぷりはとても80歳とは思えない流暢さでした。

 大阪に津波災害は多分ないだろうが淀川は危ない。集中豪雨などの氾濫に注意が必要。地下街、地下鉄は何万人単位で溺死するだろう、恐るべき脅威となる。民主党精勤の無能ぶりでは公助は期待できない。自助、互助が大事と言いたい放題。

 1、漢書の「曲突徒薪恩沢 焦頭爛額為客耶」…曲がった煙突から飛び散る火の粉が薪の上に降りかかり危険だと注意をした客を無視し、火事になって頭を焦がしながら消火活動をした2番目の客を招客扱いしたことを批判した話と2、「1頭のライオンが指揮する百党の羊は、1頭の羊が指揮する百党のライオンに勝つ」というクラウゼヴィッツの「戦争論」・ここでも民主党を批判。3つ目に後藤田5訓・①省益を忘れ、国益を思え、②聞きたくもないような悪い、本当の事実を報告せよ、③勇気を持って意見具申せよ、④自分の仕事でないと言うなかれ、⑤決定が下がったら従い、命令はただちに実行せよ…の3つを柱に約1時間半の講演。

 震災では、「稲むらの火」 (一人の老人が地震後、津波が襲ってくると予感し、収穫した大切な稲むらに火を放ち、多くの村人を救った感動の物語) を読んでいた教師が、生徒たちを裏山の高台に誘導し無事助かった話をし、リーダーの決断・命令が大事だといったような話でした。

 リーダーの決断も一歩間違えれば独裁者になりかねません。説得力を持ち、誰もが納得できるような決断を下すことは大変難しいものです。思わず橋下知事の顔が浮かんできました。

 佐々氏は東大安田講堂事件や、浅間山荘事件などの指揮官であり、過激派と対峙して来た人物。当時菅直人前首相は東京工大で学生運動をしていたらしく、名指しで批判。

 こんな観念的な批判話よりも、子どもから高齢者まで近所に住んでいる人たちを災害時にどのように避難誘導させるのか、リーダー同士の連携はどうするのか、日常的なつながりの中で社会的弱者をどうやって救うのかなどなど科学的な講義を期待していたのですが…。それこそ少しガッカリです。

 
by michiko_fujiwara | 2011-10-23 01:43

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara