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藤原みち子の活動日記

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「子ども・子育て新システム」の先取りは問題あり

 2011年10月5日(水)雨

 9月議会では、国の「子ども・子育て新システム」の基本的方針を先取りした「池田モデル」推進を目的として、「池田市子ども条例の一部改正」の議案が出されました。

 しかし、「新システム」には問題点が多く、それらをも基本的方針として先取りするとすれば認めることはできません。

 「新システム」は、市町村の保育実施責任をなくし、市は保育時間の必要度を認定するだけで保育所との入所契約は保護者が直接しなければならなくなります。保育所側の都合で入所できない子どもが生まれる可能性があります。
 保育料は収入に応じて自治体が決める現在の「応能負担」から、利用時間に応じて負担が増える「応益負担」にする方針。

 こうした制度改悪によって、特に社会的に不利な立場、障がい者、ひとり親、低所得の世帯が、必要な保育を受けられなくなる心配があります。

 また、国の最低基準を廃止し、さまざまなサービスの基準を自治体に委ねる問題も水準引き下げにつながります。保育所設置はこれまでの認定制度から指定制度に変え、企業の参入が自由になります。国が責任を負っていた認定制度から指定制度に変えれば、保育所に対する国の責任は問われることがなくなり、それらは安定性とサービス水準の低下をまねくことになります。結局子どもたちに重大な影響を与えます。

 子ども条例の改定案は、「子育ての負担の軽減」から「子ども・子育て家庭への支援」へと、自治体が負担の軽減という直接的責任を「支援」に後退させることで、保護者への責任にしていること、「幼保一体化」を保育環境が充分とはいえない現状のもとで推進するのは時期尚早であることも反対の理由のひとつです。

 先行実施の「なかよし子ども園」では、人数が多くなって一人ひとりすべての子どもに目が行き届かない、一日の子どもの状態を保護者と話し合う時間もない、正規職員から非正規職員に置き換えられることで正規職員の負担が重くなっていることなど問題点が明らかになっています。

 それでも水準を落とさないようにと現場の職員の熱意と過重負担で成り立っているのが現状であり、保育環境が充分整っているとはいえない段階ですべての保育所・幼稚園を「子ども園」方式にするには無理があります。

 保育に差別と選別をもたらす「新システム」は「すべて児童は等しくその生活を保障され、愛護されなければならない」とする児童福祉法に逆行するものであり、それを推進するための条例改正には反対をしました。
by michiko_fujiwara | 2011-10-06 01:08 | 議会報告

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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