難波にて
夜は、なんば府立体育館での「府民大集合」に参加。
明るい民主大阪府政をつくる会・大阪市をよくする会の共催で開かれた大阪府政、大阪市政を語り考える集会です。
各分野の女性たちのリレートーク。民医蓮の看護師さんからは、患者が医療費を払えずギリギリまでガマンするため病状が悪化している状況や3交代で医療従事者の過重労働の実態が語られました。 また、年齢を理由に不当解雇され裁判闘争をしている日本航空のキャビンクルー、1500億円の黒字でありながら1700名の希望退職で人員削減をした後の不当解雇です。
福井県からは、若狭明通寺の中島住職が1972年に原発設置を止めた話をされました。大阪では71年に黒田革新府政が誕生したように、東京でも京都でも大きな政治変革の流れが、市民運動を後押しし阻止する力となったと…。しかし、原発マネーに拠って立つ自治体の現状も語られました。
日本共産党からは市田書記局長が、野田内閣の日本経団連もうでに見られる大企業への姿勢が、復興増税でも明らかとなっていること、しかし、国民の立場で道理を持って国会追求をすれば「除染は国の責任で」「民間医療機関への復旧支援」などを約束せざるを得ない面もあること。
政権交代をして2年になるが、国民の失望感は強く、新しい政治を探求するうねりが見られる。ここに確信を持とうと訴えられました。
大阪では橋下知事が大阪市に都構想を持って殴りこみをかけている。今度の選挙で何が問われているか。
第1は、安全と安心。橋下知事は危機管理は特別区にすると言っているが、特別区にして津波対策が出来るのか、小中学校の耐震化は74.5%と28番目、府立高校は76.6%で43番目。府庁移転を強行しようとしていたWTCは東日本大震災時の震度3でエレベーターが4基止まり、300ヵ所の被害を受けた。維新の会だけでなくWTC購入に賛成をした自民・民主・公明にも責任がある。
脱原発といいながらその姿勢が見えないこと。大阪市は関電の筆頭株主でありこの力を何故脱原発で発揮しないのか。
第2は大阪の経済立て直し。企業倒産15%、非正規労働者45%、国保滞納35万世帯と庶民、中小業者をないがしろにしている。関空2期工事、りんくうタウンなど無駄な公共事業で作った借金で1千億円の利子を銀行に払っており、そのために福祉が削られている。巨額の溜め込みをする大企業を助けるなど、助ける相手を間違えているのではないか。
第3は、地方自治の乱暴な解体か、住民自治の大阪かが問われること。教育への政治介入、職員条例など知事の言いなりの職員づくりは戦前と同じ。教員・職員は全体の奉仕者であって知事の奉仕者・維新の会の奉仕者ではない。最大の被害は子どもであり府民である…とたっぷり語られました。
梅田章二さん、わたし孝一さんの人柄・政策を、派遣村TVでおなじみの清水ただしさんがぶっちゃけトークショーでインタビュー。
君が代条例、都構想、原発、防災、福祉、景気対策などについて、2人からの決意表明がありました。
「渡し舟で梅田へ」 独裁政治ではなく、住民が主人公の政治を取り戻したいものです。