学校再編整備計画の白紙撤回を求める請願書は継続審議、地域説明会の日程決まる
本会議で改めて5団体から出された「学校再編整備計画の白紙撤回を求める請願書」の継続審議が確認されました。前後して委員会質疑の中で明らかにされた地域説明会の日程表が届きました。
10月 18日(火)午後 7~8時 北豊島小学校 19日(水)午後 7~8時 神田小学校
20日(木)午後 7~8時 池田小学校 20日(木)午後 7~8時 呉服小学校
21日(金)午後 7~8時 五月丘小学校 21日(金)午後 7~8時 秦野小学校
22日(土)午前10~11時 細河小学校 22日(土)午後 2~3時 伏尾台小学校
23日(日)午前10~11時 石橋南小学校 25日(火)午後 7~8時 石橋小学校
28日(金)午後 7~8時 緑丘小学校 ※場所はいずれも各小学校体育館です。
わずか1時間ですので、充分な質疑が出来るかどうかは疑問ですが、1度きりで終わるのではなく住民の要望があれば、何度でも説明会を行い住民の質問・疑問に答えるべきです。
本会議では、市長が「PTAや教職員組合(大きいほうとの事)が反対をすれば実施はしない」と今度もはっきり述べておられます。そのためにも地域説明会が一方的説明にとどまらないよう、充分住民の声を聞くことが大事です。
また、校舎と運動場はどうあるべきかの質問に対し、教育長は、校舎の南側に運動場があること、教員室から子どもの姿が見えることが望ましいと答えました。
今すすめようとしている石橋中学校区小中一貫校の構想では石橋中学校に小学校を増築し、現在の石橋小学校を運動場にするというものです。校舎から離れた運動場は子どもが見えないだけでなく、生徒はわずかな休憩時間でも外に出て遊びたいものです。教育長が答えた望ましい校舎と運動場のありかたに逆行するのでは…?
ところで、10月25日に東京都内で開かれた「小中一貫教育と統廃合を考える全国交流集会」では、全国に先駆けて施設一体型の一貫校が多数つくられている品川区の教師からの報告があったそうです。
品川では、小学校5年生から50分授業や定期テストが導入され、6年生では卒業式がないこと、小学1年生と中学1年生が一緒に長時間の入学式をやるため小学1年生が大変になること、小学生から制服があり保護者に大きな負担になっていることなど語られ、本来なら学校のリーダーとしての経験を経て成長する小学6年生にその機会が奪われていることも指摘されたとの報告があったようです。
まだまだ実施してよかったという情報はほとんどありません。一度統廃合してしまえば簡単には元に戻せませんから、失敗は許せません。もっと充分な検証が必要ではないでしょうか。