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藤原みち子の活動日記

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無言館

 2011年8月25日(木)曇り

 朝から3件の生活相談と電話相談のあと十三へ。
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 戦没画学生の作品が展示されている「無言館」をテーマにしたドキュメンタリー映画を見に行きました。

 終戦間際、戦局が悪化する中でついに学生まで戦争に駆りだされる学徒動員。その中には東京美術大学の画学生もいました。


c0133422_1302881.jpg 館長を務める窪島誠一郎さんは、志半ばで戦場に散った画学生たちの絵画や作品を、画家・野見山暁治さんとともに、画学生の遺族らから遺作などを集め長野県上田市に建設した「無言館」に展示しました。

 自画像の横にその人の作品が展示されており、作品の下に簡単な作者の説明があります。

 出身地。出身美術校。戦死した場所・・それに最後に必ず戦死した年齢が記されてあります。
「享年27歳」「享年23歳」「享年29歳」・・最年長でも30代になったばかり。

 ある裸婦の絵の下には次のような一文が…。「戦地に行くことが決まって、初めて妻の裸体を描いた。この続きは必ず、帰ってきて描くから・・そう約束して戦地に赴いた彼は、しかし2度と帰っては来なかった。」

 「無言館」…絵は何も語らないと言う人もいますが、自分は絵の前では何も語れない、そう思うようになってきたと窪島さん。

 ここにはいろんな人が訪れますが、中学校の先生が生徒と一緒に訪れる姿もありました。何も語らずじっと作品やパレットなどの画材、センチからの手紙、センチで書いたスケッチブック、召集令状、戦死を告げる手紙といった遺品を食い入るように見ています。彼らは何を思いながら見ているのか…。

 数年後訪れた生徒たちが「以前には気がつかなかったことが新たに見えてきた」と語っていましたが、何度訪れても感動を与えるようです。

 窪島さんは、「無言館は反戦平和の美術館だと思われていますが、自分は愛を発信する館だと思っている。愛がなければこれらの絵は描けない」と語ります。誰から頼まれたわけでなく、売ろうと思って描いたわけでもない、家族を風景を愛を持って描いたのだ、だから見る人に感動を与える…。含蓄のある言葉です。

 しかし、戦争は軍人だけが参戦するのではなく、学生たちを、さらには中学生までも戦地に送り、事実上拒否権はなく、天皇のために命をささげるという教育のもと、文化も芸術もなく、女性や子どもたちにも多くの被害を与えました。

 日の丸、君が代条例をつくり、それに従わなければ処罰するなど、まるで戦争賛美、いつか来た道へひたはしるような大阪・橋下府政に危険を感じます。

 窪島さんの話は一度講演を聞いたことがありますが、「無言館」にはまだ行った事はありません。一度は山あいの『無言館」で直接彼らの作品を見たいものです。
by michiko_fujiwara | 2011-08-26 01:13

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


by michiko_fujiwara