湯布院と由布院
夏休みをいただいて大分の湯布院に旅してきました。
福岡空港から1時間40分バスで移動し、山に囲まれた自然豊かな温泉地です。大きなものは建てないようにとの申し合わせがあるようで、城崎とはまた違った街並みです。何となく旅人をほっとさせる街です。
宿は会員制の「由布院倶楽部」。
駅に近く由布岳を望む立地なのに、格安のお値段で宿泊させてもらいました。街の住居表示は「湯布院町」、ホテルは「由布院倶楽部」。「湯と由、一体どちらが正しいんですか?」と尋ねますと、「どちらも正しいんです」。
「湯布院」町は昭和と平成の2度の合併を経て、現在は由布市湯布院町。1955年の昭和の大合併の際に、由布院町と湯平村が対等合併し湯布院町が発足。両者の文字を取り入れた町名となったとのこと。平成の大合併で2005年10月に、挾間町・庄内町と合併をして由布市になり、自治体としての湯布院町は消滅したそうですが、旧町域にある大字の頭に付く形で残っているということのようです。
町名とインターチェンジは「湯布院」で、駅名と温泉名は「由布院」。小学校は「湯布院」で中学校は「由布院」と二つの名前を持つ街です。などとタクシーの運転手さんが話してくれました。