懐かしい顔ぶれに…
今日は、懐かしい顔ぶれに逢いました。
30数年前には、働き続けるために産休明けから預かってもらえる保育所がなく、親たちが集まって家を探し、保母さんを頼み、共同保育所をつくりました。今日はその石橋共同保育所の同窓会でした。「変わらないね」「太ったね」などと言いながら近況を話し合いました。みんなもう孫をもつ世代です。連絡のついた方たちが集まりましたが、京都からも駆けつけてこられ旧交を温めました。
世話になった保母(保育士)さんは、すでに後期高齢者という年齢ではないかと思いますが、今も活動を続けておられ、今日は「さわる絵本」をつくったと持ってこられました。点字と動物をぬいぐるみにして立体的に貼り付けさわれば動物が判るようにつくってありました。今でも現役です。なんだかエネルギーを貰った気がします。
当時は団塊の世代がちょうど子育て真っ只中。ポストの数ほど保育所をと保育運動が広がりました。私たちは資格がなくても親になれます。核家族が増え、世代継承が上手くできない中で「育ちあいの子育て」をと親たちも学びあい、子どもとともに成長してきたように思います。
人見知りも反抗期も子どもたちの発達に必要な過程で、集団遊びも大切です。忙しく時間に追われる親たちの中で、ゆったりのびのび育てることの難しさも経験しました。
今、国も市も保育のあり方を見直す動きがありますが、幼児期から負担を背負わせるものになってはならないと思います。「どうして?」に悩まされたことを思い出しますが、何にでも興味を示す時期、それらに即した発達を促す程度にとどめ、過度の教育を押し付けることのないようにすべきではないかと考えますが…。