農民組合の総会に参加して
昨日は、農民組合北摂支部協議会の総会に出席しました。
被災地に思いを馳せ、福島原発で汚染されて土は全部入れ替えなければ安全な作物は作れないという大変な状況が広がっている、福島の米、青森のりんごは大丈夫かと心配の声が寄せられていることが紹介されました。
復興は大変なこと、ところが政府は財政の捻出を理由に消費税の増税を狙い、TPP参加はやりぬくと言っており、国民に更なる苦難を押し付けようとしているとお話がありました。
TPP参加は日本の農業に壊滅的打撃を与え、いざというときに食べものが手に入る保障が無くなる。大規模化をしても広大なアメリカの規模には追いつかずとても競争できないこと、戸別保障をすると米だけでも1兆7千億円、全体では3兆円を超えるといわれています。
財源はどうするのか、海外で計画的につくっている農産物から日本の食糧が確保できるのかはなはだ疑問であることが語られました。
今全国的に、農山村が消滅の危機にあります。日本の田畑は、すべてのダムの3倍の貯水能力を持っており、TPPはこれらを破壊し、ここで働く350万人の雇用も失うことなど訴えられました。
大震災で日本の安全な食糧の確保こそ今求められているのではないでしょうか。TPPには参加すべきではありません。
消費税増税ではなく、大企業の減税を止めれば2兆円は復興支援にまわせること、320億円の政党助成金をただちに止めること、米軍への思いやり予算よりも日本人への思いやりが必要です。これらを訴え税のとり方使い方を今こそ国民の命と安全対策にまわさせましょう。