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藤原みち子の活動日記

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「手のひらのメモ」…抹茶アイス

 2010年10月23日(土)晴れのち曇り

 NHKのドラマ「手のひらのメモ」を観ました。裁判員裁判を扱ったドラマです。

 夫を亡くし女手一つで子育てをしている母親が、喘息の持病を持つ息子が咳をしていることを知りながら、大したことはないと思い仕事に行き、その帰りに付き合っていた男性に離婚をせまる話をしている間に喘息の発作で子どもを死なせてしまいます。

 彼女は、喘息の危険性を知りながら放置したとの罪で起訴されました。

 予備裁判員から裁判員になってしまった家庭の主婦(田中好子)が、友人と電話で話していた言葉で息子を傷つけてしまっていることに気付き、自分の子育てと照らし合わせながら、同じ母親の目線で被告人を見つめます。

 証人はすべて被告人に否定的な話ばかり。近所の主婦はキャリアウーマンの被告に対する妬みが感じられる証言(虐待をしていたようだと)をするし、夫の母は喘息の孫のために何故転職しなかったのかと責める。子どもが亡くなった時に一緒にいた彼氏は、子どもが喘息だとわかっていたら逢っていなかったなどと逃げる発言。裁判員の誰もがひどい母親だと思いました。

 結審をする直前に弁護側から子どもが外に出ていたことを証明するコンビニ店員の承認申請があり、そこから話が新たな展開に向かいます。

 子どもが咳をしつつアイスクリームを買いに行ったようですが、いつもはチョコアイス一つだけなのにその日は抹茶アイスも買って帰ったという証言です。主人公の裁判員は、そのことが気になり手のひらに「抹茶アイス」とメモします。

 それは、子どもが、もうすぐ帰ってくるだろう母親のために買ったものでした。

 実はその子どもも実子ではなく、夫と別の女性の間に出来た子どもだったなどと、これでもかというほど被告人に不利な情報が出てきますが、1個の抹茶アイスが親子の愛情を証明するものとなりました。

 結局、執行猶予がつくのですが、抹茶アイスの情報がなければ実刑になっていたでしょう。
 
 裁判で人を裁く難しさを示すドラマだったように思います。表面的な見方しか出来なければ、ことの本質を見抜けない。証言者の思い込みによって良くも悪くもなる。被告人が嘘をついていないかどうか、などなど自分がその立場に立てば、何が正しいのかを本当に判断できるかどうか自信がなくなります。

 人の人生を裁くなど本当に難しいものです。冷静に物事を偏らずに判断できるかどうか、司法を学ぶ人たちはそんなこともしっかり学ぶのでしょうね。素人の目線とプロの目が上手く結べば良いのかもしれませんが…。

 ドラマですから上手くいきますが、実際にはどうだろうか、これまでにも冤罪事件は数多くあり、裁判員制度とは、と考えさせられました。
by michiko_fujiwara | 2010-10-24 01:15

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて下さい


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