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藤原みち子の活動日記

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日本は本当に豊かなのか

 2010年8月14日(土)曇り

 この時期になると毎年、終戦ドラマやナツメロが流れます。

 倉本聰脚本の「帰国」を観ました。65年前に戦死した兵士たちが、残してきた家族たちが幸せに暮らしているのか、日本は本当に豊かになったのか、平和なのかを見て回ります。

 赤紙1枚でお国のためにと戦争に駆り出され、南の海に沈む30万人の兵士たち。音大生もが学生も招聘されました。自分たちは2度死ぬ。1度目は身体が死んだ時、2度目は人びとのこころから忘れ去られる時、との言葉が印象的でした。

 物質的には豊かになっていても人の心は豊かなのだろうか。小学校の音楽教師を続けてきた彼女は、声は小さく携帯を手に下ばかり見ている子どもたちを憂います。病院で機械で生かされている状態の母親を見舞おうともせずその死を「肩の荷が下りた」という政府要人の息子。

 本当に自分たちの死は日本の平和に役立ったのかと亡霊たちはつぶやきます。昔は貧しくて困難な「貧困」ではなく「貧幸」・貧しい中にも幸せがあったと豊かさの中の貧困を批判します。

 倉本さんの、平和な中にも格差社会が広がる日本への警鐘でしょうか。戦争の傷跡は被爆者の中にも従軍慰安婦も、基地の町にも残されています。核兵器をなくし、世界から戦の火を消すことが残された私たちの役割ではないでしょうか。
by michiko_fujiwara | 2010-08-14 23:50

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


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