池田市“まちづくり構想” 第2弾 高校は?
第2弾の“まちづくり構想”は、二つの府立高校を統合して池田市立園芸高校にするという内容ですが(3月30日ブログ参照)、その池田市立園芸高校の構想は次の通り。
現・園芸高校の北豊島キャンパスでは、フラワーファクトリー、バイオサイエンス、食品工学などの科目を設置し、農業系大学への進学や農家への人材排出を図る。
現・池田北高校の細河キャンパスでは、理数・人文、芸術、福祉ボランティア、環境緑化、近郊農業経営を設置。
理数・人文は受験対策中心のカリキュラムで大学進学の実現をめざすようです。芸術は音楽と美術分野。福祉ボランティアは地域福祉施設との連携で資格取得と、なんだか大学みたいですね。
クラス数は、理数・人文のみ1学年3クラスで他の科目は1クラスずつ、計10クラス400人。3学年で1200人の高校と言った計画です。今、高校は40人学級ですか?
北豊島小学校と北豊島中学校、園芸高校の小中高一貫教育、伏尾台小学校と細河小学校を統合し、細河中学校と園芸高校との小中高一貫教育、さらには農業系学部を持つ大学や関関同立などの近畿圏の大学との連携も考えている様ですが、どの学校も少子化で生き残りをかけた取り組みをしている中、そううまくいくのでしょうか。
かつて黒田革新府政の時代に、渋谷高校が池田市立から府立に移管され池田市が助かったとの話を聞いたことがありますが、今度はその逆で、大阪府はスリムになって喜ぶかもしれませんが、池田市は財政も運営も大変になるのではないでしょうか。
しかし、知事も大阪府の総意となってもいないのに我がもののように簡単に無償提供などとよく言えるものです。府教委をはじめ、現場の声や議会も無視ですね。
市長が議会にかける前にマスコミや地域に先に喋っておられることに似ています。
市民の総意はどうでしょうか。