夢一途
今日は市内11小学校の卒業式。今年は神田小学校にお邪魔しました。
30回の節目の卒業証書授与式は卒業生と在校生との対面式で行われました。在校生(5年生)や父兄、教職員が待つ中を、男子36名、女子52名、合計88名の卒業生が壇上から2人ずつ降りてきました。
ひとりずつ、将来の夢、中学生になったら…と発表して、中央で待つ校長先生から卒業証書を受け取ります。
昨年伺った呉服小学校も式のスタイルは同じでしたが、服装はびっくりするほど自由でした。神田小学校は制服かしらと思うほどみんなおそろいの黒のジャケットを着ていました。
みんなの夢は、サッカー選手、プロ野球選手(メジャーリーガーという子もいました)。「陸上選手で金メダルを取りたい、オリンピックに出たら応援してください」と笑わせてくれました。バスケットボールの選手、バレー、バドミントン、などのスポーツを夢見る子、TVカメラマン、プログラマー、設計士、ゲームクリエーター、面白いのは「深海魚を取る猟師になりたい」というのもありました。「世界を旅して遺跡を見たり建築物を見、建物の研究をしたい」などなど…。
女の子は、パテシェ、スタイリスト、料理人、保育士、幼稚園の先生、薬剤師、美容師、、エレクトーンの先生、医師、獣医師、ペットにかかわる仕事、オーケストラの一員、声優、漫画家、小説家等などTVなどの影響もあるのでしょう。結構色々な業種が上がっていました。
「社会に貢献できるよう勉強したい」「きちんと働いて自立したい」「先生になってこの学校に戻って来たい」「いい高校、いい大学に入り親孝行をしたい」などと親を喜ばせるような言葉もありましたよ。
校長先生は「夢一途」という言葉を送りたいとはなむけの言葉を送られました。
どんな道をすすむのかは自由だけれど夢や希望を実現するには苦しいこと、辛いこともあるだろうが一生懸命頑張らなければならない。周りの人をよく見て自分を見つめていくこと、振り回されることなく一途に歩んで下さい。夢は途中で変更があっても、自分で決めたことは自分の責任で進んで下さい。
もう一つは感謝の気持ちを忘れないようにして下さい。人は自然の恵みや多くの人々に生かされている。感謝するから幸せになれる。この6年間の思い出、勉強してきたことはすべて君たちの財産であり宝物です。1枚の卒業証書にはその思いが詰まっている。大切にしてください。
しっかり勉強しなさい。身体を大事にしなさい。周りの人を大事に、家族を大事にしなさい。額に汗し、世のため人のため、しなやかに、したたかに生きなさい。君たちの将来に幸多かれと祈る。
子どもたちは、どう受け止めたでしょうか。大人になるほど夢が失われていきます。今の気持ちを大切に一歩一歩歩んで欲しいですね。