ねんきん連絡便
「ねんきん連絡便」を持って相談に来られました。娘さん宛でしたが、以前に勤務しておられた厚生年金のみの記録(約12年分)がありましたが、現在は両親が経営する店舗で働いており、経営難で国民年金は加入していませんでした。
ご両親は、会社で掛けてきた厚生年金は年数に関係なく会社から年金が貰えるものだと思っておられました。企業年金などと勘違いされていたようです。
日本の場合、年金は25年保険料を支払わなければ途中まで支払った保険料は掛け捨てとなり受給できないこと。国民年金に加入し、厚生年金とあわせて25年以上になれば受給資格が出来ること。保険料の支払いが困難な場合は免除申請が出来ること。加入していなければ、事故や病気など何かがあっても障害年金を受けられなくなることなどお話をし、できるだけ早く手続きをするよう伝えました。
先進国の中で25年も保険料を掛けなければ年金がもらえない国なんて日本だけです。多くは10年で受給資格を得られます。3年で得られる国もあります。25年も預かるから投機など他に運用してしまうのだといった話も聞いたことがあります。消費税などはすぐ外国が高いといって引き上げる材料にしますが、こうした年金や医療など国民の命を守るための学ぶべき内容には知らんフリです。早く日本も世界並みに引き下げるべきですね。