果物に異変!
田舎のみかん・愛媛の温州みかんが届きました。たまたまNHKで果物の異変についての番組を見ました。
四季のある日本の果物が世界でも一番美味しいといわれます。ところがその果物が温暖化の影響で大きなりんごや梨が出来たり、糖度が高くて日持ちしないみかんが出来たりしているそうです。
果物は、春に開花し、夏に実をつけ、秋に温度が下がって着色するそうです。夏の暑さと豪雨が成長を早め糖度を増し、甘味と酸味のバランスが崩れ、秋の夜は20度以下に下がらなければ着色しないため樹上で成熟する時間が長すぎる。そのため大きなりんごになったり皮と身の間に空洞が出来るみかんになったり、着色不良のぶどうが出来たりしています。着色の必要のない梨は早い成熟のため出荷が半月早まっているそうです。
りんご、みかん、柿、桃、栗、ぶどう…、今果物の8割が温暖化の影響を受けているといいます。今は、平年より1度くらい高めですが、専門家によると、50年後には果物の名産地の地図が塗り換わるそうです。静岡、和歌山、愛媛も、みかんの産地で暑すぎる地域が出来てしまう。りんごは東北南部が適さなくなるとのこと。
生産者の努力で品質改良が重ねられ、世界に誇れる美味しい果物が作られてきましたが、今後は暑さに強い品質改良が求められること、温暖化対応の生産方法を研究しなければならないといっておられました。
生態系まで変えつつある地球温暖化の対応は待ったなしです。