非正規労働者 15万人失職
厚生労働省は3月までに非正規労働者が15万7806人失職すると発表しました。先月の調査以来約3万3000人の増加です。
今回は初めて、派遣先から中途解除された派遣労働者のうち、無期、あるいは有期でも更新を繰り返す形で雇用され、安定した雇用とされた常用型派遣の調査も行われ、調査した人のうち82,9%が失職するとの結果が出ています。また、登録型派遣といわれる不安定派遣は89、4%が失職するとのこと。
厚労省は今国会に提出した派遣法改正案で常用型派遣へ誘導する方針を打ち出しているそうですが、今回の調査結果は常用型であっても同様に失職しており、派遣法の改悪以前に戻すなど抜本的な改正が必要です。
3月1日号池田市広報には「就職面接会」の案内が載っていました。ハローワークとの連携で、参加企業12社(予定)との面接会を行うというものです。
◆日時・・・3月11日(水)午後1時~4時
◆場所・・・池田駅前南会館(サンシティ2階)
◇事前申し込みは不要
◇持ち物・・履歴書、職務経験書を数部 とのこと。
一度で終わらせず、繰り返しこのような取り組みをされることが求められます。まずは今回多くの募集があり、就職できる方が増えればいいですね。
本来ですとダイハツなど地元大企業がこんな時に社会的責任を果たすべきだし、体力も充分あります。逆に派遣切りなどもってのほかです。もっと体力のない中小企業が頑張ろうとしているのに…。
広報2月号では「市独自の臨時雇用について、3月号で案内する」との記載があったように思いましたが、それはまだ無いようです。
国会で、「定額給付金」の補正予算が通れば、3月議会開会中に池田市の追加議案が出されるということですから、ここでの可決が成れば関連して臨時雇用の問題も明らかになるのかもしれません。
数週間前にどこかの市で、短期臨時雇用の案内をしたけれど応募がとても少なかったというニュースがありました。その理由は、民間よりも安い時給で短期間というのがネックだったようです。キチンと正規職に就きたいと思うのは当然です。
吹田市で、職員の前倒し雇用に対する応募は400倍を超えました20代のみならず、30代~50代の応募もあったとか。摂津市も100倍を超えていました。みんな安定した雇用を求めています。
不穏な世の中も、少子化問題も、安定した暮らしが保障されなければ解決しないのではないでしょうか。