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藤原みち子の活動日記

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2024年2月18日(日)

平和教育の衰退?…「戦争させない・9条壊すな!池田の会」学習会_c0133422_00042400.jpg 2月12日、「戦争させない池田の会」発足8周年記念行事として、大阪平和委員会事務局長の上羽治雄さんを招いた学習会「今どきの若者と平和運動」題して学習会が開かれました。

 「教え子を再び戦場に送るな」をスローガンに掲げた平和教育を展開してきたこと、一方、教科書から日本の加害の記述を削り平和教育への攻撃が強められる中で、日本が侵略と植民地支配をしていたという加害の認識はほとんどない…など「平和教育の衰退が青年層の戦争認識、憲法認識に大きな影響を与えている」と語られ、あらためて、いつか来た道への不安と教育の在り方について考えさせられました。

 若者への憲法アンケート(昨年の5月3日実施・平均年齢20.1歳)によると、「5月3日は何の日?」の正答は63.5%、憲法9条を変えないと答えた若者は53.8%、わからないは29.3%だっ平和教育の衰退?…「戦争させない・9条壊すな!池田の会」学習会_c0133422_00040275.jpgたそうです。9条を変えない理由には、これまでは「9条があるから平和」という回答が多かったそうですが、今回はウクライナ侵略の影響か、「戦争は良くない!」「戦争をしたくない」など「戦争」という言葉が多くみられたようです。防衛費増額に賛成(54.3%)の理由は「防衛のためなら」が多く、そのための増税には反対が多かった(69.1%)とのこと。その理由は、「生活が苦しい」「税金上げるな」が多数だったとか。

 2006年の教育基本法の改悪で「伝統と文化を尊重し、それを育んできた我が国と郷土を愛する」の文言が「教育の目標」に加えられ、日本の侵略と植民地支配を問うことはこれに反すると論難されるようになったらしい。戦争の正当化か?

 この間、学校や教員間の競争激化、教員の多忙化などで教材研究するゆとりが奪われ、教育研究団体や学び合いの時間も奪われ文科省の、競争環境の強化は子どもが減っても受験競争を激化させ、その結果、戦争を教える社会化が「暗記科目」となる傾向が増した。これらも戦争の実相を学ぶ授業が減っていった一つの要因である…と。

 こうした平和教育の衰退が、青年層の戦争認識、憲法認識に大きな影響を与えていると警鐘を鳴らされました。この結果日本の戦争についても、侵略と植民地支配をしていたという加害の認識はほとんどない…と。

 また、戦争の記憶が薄れていく理由として、戦争体験者の高齢化・減少があげられますが、これは一つの要因であっても、問題は戦争の実相を学ぶ授業が減っていったこと、社会化が「暗記科目」となる傾向が増したなど、競争環境の強化となり、受験競争の激化によって、戦争を教える主たる教科である社会科が「考える」から「暗記科目」となる傾向が増したことなど、戦争の実相を学ぶ授業が減った一つの要因である…と述べられました。

 韓国で日本軍「慰安婦」の責任追及を求める水曜デモに多くの青年が集うのは何故か、教育がそのために機能しているかどうか(日本では戦争体験者の高齢化だけでなく、学校で教師が教えていない)その違いである…まずは、教員に自由とゆとりを取り戻すこと、そのため教員の増員、授業時数の軽減、学習指導要領の問題点を明らかにすること、2006年教育基本法の廃止なども提起されました。
 日本の教育機関への支出は先進国中最低水準!(GDPのたった2.8%…OECD平均は4.1%)データのあるのある加盟国37か国中36位)、一方軍事費の国民一人当たりの負担額は世界で第10位! この流れを変えることです。まずは、軍事費削って暮らし、教育へ! 

# by michiko_fujiwara | 2024-02-18 23:49
2024年1月2日(火)

 昨日は、我が家でも揺れを感じた、能登半島地震は震度7(マグニチュード7.6)、石川県では55人の死亡とのこと。心からお悔やみ申し上げます。
 昨日から、注意喚起されていた地震による津波は、思った以上の大津波で住宅の崩壊等々大きな被害となってしまったようです。お正月に帰省されていた方まで被害にあわれる等大変な年明けとなってしまいました。
 原発は、無事だったようですが、一つ間違えれば福島の二の舞となりかねず、いくら訓練を重ねるとはいえ、常に危険と隣り合わせの原発から一日も早く自然再生エネルギーに切り替えていくという国策が求められます。

 合わせて、東京・羽田空港では、旅客機と海上保安庁の飛行機の衝突事故など災害続きのお正月となりました。旅客機の方は機長等乗務員のケガはあったものの乗客に怪我などはなかったようでほっとしましたが、海上保安庁の乗組員は1名脱出できたとはいえ、他の乗組員が死亡とのこと。
 年末のダイハツ工業の問題と言い、利益を求める裏に安全性を後回しにしかねない、人員削減、正規社員から非正規・派遣等へと、働く労働者の権利よりも利益優先になってはいなかったか、昔のように労働者の権利を守ってストライキも辞さず闘う労組が少なくなっているのではないか、などなど考えさせられる、年明けとなりました。

 新型コロナの時の保健師さんや、医師、看護師さんたちの働き方にも同様のことが言えますが、結局、利益を追い続ける結果、会社自身も操業停止になったのでは、会社も労働者も不幸です。利益を求める雇用者と、そこで働く従業員がともに幸せになる働き方が求められます。

 災害続きの新年となりましたが、人間が自然を壊し、気候危機を生み出してきたしっぺ返しを受けているような気がする、年明けとなってしまいました。
 そろそろ、地球規模で、自然と共存できるような社会の在り方を真剣に考える必要が迫ってきているのではないでしょうか。

# by michiko_fujiwara | 2024-01-02 23:48
2024年1月1日(月)

 明けましておめでとうございます。
 みなさん、よい年を迎えられたこととお喜び申し上げます。本年もどうぞよろしくお願い致します。
 
 私は、予想通り家の片づけ、大掃除に明け暮れた年末年始となりました。
 午前中は、少し小雨降る中、例年通り五月山でのお墓参りを済ませ、八坂神社に初詣。久々に記帳してまいりました。

 ちょっと横になってTVを見ていると、グラグラ…?地震? TVは、それからは「津波にご注意下さい!・・・」と強い口調で、何度も何度も、決して海に近づかないようにと危機感をもったアナウンス。能登半島が不気味に静かです。何事もなく過ぎますように…。

# by michiko_fujiwara | 2024-01-01 21:32
2023年12月29日(金)

 12月議会では、初日の本会議で10月の決算委員会での審査結果から、議会として市長に各常任委員会で取りまとめた予算要望を提出(予算決算審査サイクル…決算結果から次の予算に生かすよう議会として市長に提出)しましたが、今年も文教病院委員会では学校給食費の無償化継続を要望しました(因みに厚生委員会としては、保育の充実や、私が一般質問で取り上げた帯状疱疹ワクチン接種補助や、補聴器購入補助なども提出)。

市民のみなさんから提出された「学校給食の無償化の継続と、質量の改善を求める請願」は全会一致で採択!_c0133422_00455485.jpg その文教委員会には、昨年に続き今年も「学校給食の無償化の継続と質・量の改善を求める請願」が出され、代表の方が委員会に出席し趣旨説明が行われました。委員会には山元議員と私も紹介議員として出席。そこで述べられた尾崎事務局長の発言内容をご紹介します。

 「学校給食の無償化の継続と、質・量の改善を求める請願」について趣旨説明を行います。
「請願項目」は、 
・学校給食費無償の制度化を強く国に求め、実現までの間は池田市として給食費無償を継続すること 
・「食育としての給食」に見合ったものとなるよう、給食の質・量の水準を向上させること の2点です。
 池田市において、2022年7月から実施された小中学校の給食費無償化は2023年度も引き続き実施されました。年間5万円弱にもなる給食費が家計に与える影響はとても大きく、多くの保護者から歓迎の声が寄せられました。
 また、学校現場からは「登校しにくい子どもの給食費を、払い続けるか止めるのか、その選択を保護者に迫らなくても良くなった」「時々登校する子に給食食べにおいでと、お金のことを考えずに言える」など、教師として本当にありがたいという声が寄せられています。
 同時に来年度以降はどうなるのかという不安の声も多くあります。
 憲法26条は「義務教育は無償」と定めています。国会では無償の範囲に給食費も含まれることが70年以上前に確認されました。にもかかわらず、現状は放置されたままです。給食費無償化の実施は国の責任であり、実現を国に迫る意見書を送った池田市議会の見識に敬意を表します。合わせて、国がやるべきことをやるまでの間は、市民の生活を守る一番身近な自治体として、国からの補助金の有る無しにかかわらず、池田市が引き続き無償化を継続する決断を求めます。
 衣食住は人が人として生きる上で欠かせない基本的な環境です。子どもたちの健やかな成長を保障する給食費無償化は、大人が果たすべき大切な責務の一つだと私たちは考えます。
 池田市の英断を市議会の力で後押しし、無償化継続を果たしていただくことを強く望みます。
 合わせて、給食の質と量の改善を私たちは求めます。
 かつて、中学校は給食無しだった池田市が、注文制のデリバリー弁当を開始し、その後全員のデリバリー弁当へと一歩を進めました。現在は給食センターでの一括調理方式で、小中学校ともにあたたかい給食を提供しています。昔に比べれば制度は前進しました。しかし給食の質と量の現状は決して十分ではなく、道半ば…と言わざるを得ません。
 建て替えられた給食センターで民間業者に調理を委託後、異物混入をはじめ様々なトラブルが起こりました。まともな給食が提供できなかった事例も発生したことはご存知の通りです。ときを経て、初期のトラブルは改善されましたが、質と量の問題は今もなお存在しています。
 辛すぎるサラダ、水気が多すぎてべちゃべちゃのサラダ、歯がなくても食べられそうで「離乳食ラーメン」と呼ばれる麺類。中学生からは「お年寄り向けのようなおかずが多く、メインと呼べるものがない日が多い。もっとメニューを増やして欲しい」という声も聞こえてきます。
 池田市には「現在の給食は改善の余地あり」という認識を持っていただくことを望みます。まずは毎日給食を食べている子どもたちに素直な声を聴くシステムをつくって下さい。また、全国各地の自治体で実施されている「豊かな給食」の内容や取り組みを学んで欲しいと思います。一足飛びに改善しなくても、「子どもたちに食べさせたい給食」のイメージを豊かにして、それに近づく努力を積み重ねる池田市になって欲しい。私たち市民も一緒に力を合わせて改善していきたいと思っています。
 「子どもたちがワクワクしながら給食の時間を迎える池田市にしたい」そんな思いでこの請願を提出しました。
 請願を出すにあたり、多くの議員の方々が、私たちの求めに応じて話に耳を傾け、またご自身の考えを語って下さったことに希望を感じます。合わせてこの文教病院委員会で、私たちの請願趣旨を改めてお伝えする場を設けて下さったことに感謝します。
 池田市が、豊かな給食の実現のために必要な決断を下すよう、市民の代表である池田市議会に私たちの願いを託します。この願いを受け止めて下さいますようお願いいたします。本日は誠にありがとうございました。

 結局この日の文教病院委員会は全委員が採択に賛成し、12月21日の本会議でも全会一致で採択されました。
 議会からも予算決算審査サイクルで提案し、市民のみなさんからの請願も採択され、いよいよ市長の決断が待たれるところです。

# by michiko_fujiwara | 2023-12-29 23:43 | 議会報告
2023年12月27日(水)

 12月21日の本会議で、エネルギー・食料品等の価格高騰対策として、国庫支出金を財源とした追加議案が出され即決となりました。

 一つは、住民税非課税世帯臨時特別給付金の給付です。この12月1日に、世帯全員の今年の住民税(令和5年度分)が非課税である世帯(住民税課税者の扶養親族等のみの世帯除く)が対象となります(13,000世帯を想定)

 給付額は1世帯当たり7万円。前回給付を受けた世帯で6月段階で(非課税で)変更がない場合はすみやかに前回と同じ口座に振り込むそうです。その他は申請書を送付する予定とのこと。
 給付金業務は、パーラー跡地で対応するそうです。また家庭内暴力や虐待などで、住民票を写せずに逃げている人等への給付については、相談して下さいとのこと。

 来年度には課税世帯への減税が予定されているようです。

 もう一つ、消費喚起事業として、公募で選定する事業者が提供するキャッシュレス決済を導入している市内店舗で買い物をしそのカードを活用して買い物をすると20%のプレミアムポイントを付与して還元するとのこと。これから事業者を選定するので、実際に使えるのは令和6年5月からとなるようです。

# by michiko_fujiwara | 2023-12-27 00:30

“子どもたちに笑顔、若者に夢、高齢者に安心を” 日本共産党池田市会議員・藤原みち子の活動日記 e-mail : m_fujiwara(a)wombat.zaq.ne.jp…(a)は@に置き換えて。随分長い間メール機能が止まっています。しばらくご容赦ください。


by michiko_fujiwara