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 2011年2月16日(水)晴れ

 申告相談会をしました。仕事を途中で辞めた方、年金生活の方が還付申告をするための相談会です。

 約半数の方が医療費控除。税務署が準備した封筒には入りきらないほどの束になった領収書。1割負担の高齢者ですが、約200万円の年金収入で年間夫婦で30万円も40万円も医療費を払っておられます。当然保険料はじめ他の支払いもありますから厳しい生活を強いられています。

 奥さんを介護施設で見てもらっておられる方、夫が病気の方、老老介護の方、障がいを持つ方など様々ですが、医療費の負担は重そうです。

 医療費控除は所得の5%もしくは10万円のいずれか少ない金額が足きりカットされ、それ以上支払った医療費の分だけ控除の対象となります。10万円も医療費を払っても所得200万円の方は控除0です。本来はもっと低い金額でしたから控除を受けることができる人はもっと多かったことになります。

 一方寄付金控除は今年の申告から2,000円以上寄付をすれば控除の対象となります。昨年までは5,000円でしたから控除額が広がりました。

 寄付できるだけの余裕のある方は同じ10万円を払ってもわずか2000円のカットで税金が戻ってきます。しかし誰もが病気でやむを得ず支払う医療費は10万円までカットされ控除が受けられないため税金は戻らないという理不尽な制度となっています。ここでも弱者救済ではなく金持ち優遇の税制になっています。

 本来税は負担能力に応じて支払う累進課税であり、生活費非課税が原則であったはずです。それが最近では逆行しており、格差が広がるばかりになってきました。

 おかしいと声をあげなければ、さらに消費税増税で庶民は押しつぶされてしまいます。政府には期待できませんから自ら変えようと声をあげ多数派になることが必要です。その第一歩は選挙です。自ら意思表示できる最大のチャンスですからあきらめず立ち上がりましょう。
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by michiko_fujiwara | 2011-02-17 00:54