一夜明けて
首相辞任表明から一夜明けると、永田町は次の総裁選に向けて動き始めました。9月10日告示、22日投開票の予定で、組閣後一気に解散もありうる情勢です。新内閣がスタートしてボロが出る前にというところでしょうか。
麻生太郎氏、小池百合子氏、野田聖子氏等と名前が飛び交っていますが、「小泉改革の継承者を選ぶ」のでは、これまでと同じであり、国民に犠牲を強いる路線に変わりありません。どちらにしても、国民の生命、暮らしを守ることより党利党略、選挙対策に走る自公政権にこれ以上任せるわけにはいきませんね。
今朝は早速、日本共産党池田市議団が後援会のみなさんと一緒に「首相が誰になっても行き詰った政治を立て直すことは出来ません。今求められるのは政治の中身を変えることです」と駅頭宣伝をしたところです。
さて、問題の後期高齢者医療制度について、入院中に75歳を迎えた人は高額療養費の負担限度額が、誕生日までは国保で44,400円、誕生日以降は後期高齢者医療で44,400円と通常の入院の倍になってしまう事が現場の声としてあがっていました。
私はその問題を6月議会(厚生委員会)で取り上げ、せめて国保と広域連合で折半するなど不利益にならないようにすべきだと、質問していました。
担当部長からも広域連合に意見を上げていただいたようですが、8月20日付「国保新聞」によりますと、「来年4月から国保、後期高齢者医療それぞれ22,200円と2分の1にし、合わせて44,400円を超えないようにする」と改善されることになったようです。
おそらく全国的に声が上がっていたのだと思いますが、制度そのものが問題だらけのため、継ぎはぎだらけという感は否めません。
本来は4月まで遡って適用しなければ今年度の人だけ損になる、差別されるということになります。件数が多いとは思えないのだからスタートから実施すれば良いではないですか。